おはようございます。
 「株の事は株価に聞け」と言うことで、14日の本欄で、微妙に下値が切り上がっている事を書きました。もう少し株価に聞いて見ましょう。2万円台の動きと言えば、アベノミクス人気が盛り上がった2015年を見なければなりません。15年4/22の日経平均の引けは前日比224.81円高の20133.90円と2000年のITバブル以来の2万円乗せとなりました。この日の予想PERは18.16倍で今よりかなり期待された2万円でした。しかしそれでも8/21の597.69円安で2万円から下放れるまで、なんと4か月間の揉み合いでした。下放れの理由はご存じの通り、突然の人民元切り下げによる所謂チャイナショックと言う外圧でしたが、この時の2万円はPERが物語る様に今より期待され、今より閉塞感が感じられない2万円でした。それでも4か月間の揉み合いを余儀なくされた2万円でした。正に今の日本にとって日経平均2万円は山の頂上あたりの感じになっています。そこで株価に聞くわけです。「2万円は本当に日本の頂上ですか?」と。
 2015年のチャイナショックに匹敵する材料が出る事を株価は警戒しているのかも知れません。考えられるのは、ダントツの割高になっている米株のクラッシュですが、それを防ぐ為にFRBは市場対話を密にした早めの引き締め策で対応しようとしています。
 株価の環境はどうでしょうか。2015年5/29の裁定買い残は3兆8358億円に積み上がっていましたが、現在(7/7)は1兆6874億円で圧迫要因は低下しています。潜在的買いエネルギーである信用売り残は1兆円に乗せ、個人投資家の現物売買は4月の第1週から全週売り越し(岡三証券調べ)で、待機資金は潤沢です。
 今回、やっとの事で2万円を回復したのが6/2で、この日の予想PERは14.39倍。株価指標に割高感はありません。むしろ世界的利上げ気運の中で1弱的日本のゼロ金利政策から来る為替環境を考えたら、企業業績はこれから更によくなり、むしろ株価指標は割安感があります。株価は、「2万円は日本の頂上ではありません」と言っているような気がするのですが。
 週後半の予定
【20日(木)】
日銀政策委・金融政策決定会合最終日 黒田日銀総裁会見(午後3時半)
日銀展望リポート
主要銀行貸し出し動向アンケート調査(午前8時50分、日銀)
6月の貿易統計(午前8時50分、財務省)
6月の半導体製造装置販売高(午後4時、SEAJ)
6月の粗鋼生産速報(鉄連)
6月の主要コンビニ売上高(フランチャイズチェーン協)
上場=ジェイエスビ<3480>が東証2部▽クロスフォー<7810>がジャスダック
ECB定例理事会(金融政策発表は午後8時45分、フランクフルト)
ドラギECB総裁会見(午後9時半)
6月の豪雇用統計(午前10時半)
5月のユーロ圏国際収支(午後5時、ECB)
6月の英小売売上高(午後5時半、国民統計局)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半、労働省)
7月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(午後9時半)
6月の米景気先行指数(午後11時、コンファレンス・ボード)
【21日(金)】
週間対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
経団連夏季フォーラム▽榊原経団連会長会見(長野・軽井沢町)
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2017.05.14 上昇1本道。
おはようございます。
 先週は2万円相場が期待されましたが、後11円まで迫りながら達成できませんでした。その理由については今まで述べて来ましたが、なんと言っても最大の原因は2万円を超えた後の目標値が低いと言うか、ほとんどない事です。だから個人投資家を中心に多くの投資家が売り上がりのスタンスです。
 外国人投資家が5週連続買い越しと言っても、日本への評価が急騰したわけではありません。世界株高で下がった日本株の組み入れ比率を調整しているだけかも知れません。上海総合指数だけを見ていると、年初来高値3288ポイント(4/11)を付けたと思ったら、年初来安値3052ポイント(5/10)へ下落と冴えない動きですが、インドSENSEX30は年初の26595ポイント(1/2)から30250ポイント(5/11)の史上最高値へと14%上昇の強い動きを示しています。世界のカネ余り資金は成長性のある新興国へも力強く動いています。
 日本の先行きが不透明と言っても、日銀に買い支えられているだけの相場だと言われても、バックミラーに映る市場は悪いものではありません。バックミラーから想像するフロントの景色は「上昇1本道」に見えるのですが。
 勿論バックミラーですから目の前の道路に空いた穴は見えませんが、多少のバウンドには耐えられる市場になって来たと思っています。
 週後半の予定 今週は大きなイベントはありませんが、それなりに重要な経済指標はたくさんあります。
【18日(木)】
1~3月期のGDP(午前8時50分、内閣府)
週間対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
5月の首都圏マンション販売(午後1時、不動産経済研)
4月の豪雇用統計(午前10時半、統計局)
4月の英小売売上高(午後5時半、国民統計局)
5月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(午後9時半)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半、労働省)
4月の米景気先行指数(午後11時、コンファレンス・ボード)
【19日(金)】
4月の訪日外国人数(午後4時、政府観光局)
4月の独生産者物価(午後3時、統計局)
3月のユーロ圏国際収支(午後5時、ECB)
イラン大統領選
おはようございます。
 大型連休も今日で終わります。連休中の世界の株価はおおむね堅調で、NYダウは2万1000ドルに乗せ、ナスダックは連続的に史上最高値を更新しました。日経平均もCME先物は2日(火)の現物水準から275円高になって、直近の揉み合いゾーンを上抜けています。ひとまず主力株中心の買戻しがあると思いますが、投資家はこの2万円に迫るところで追随買いをして良いか迷うところだと思います。安いところは買いだと申し上げて来ましたが、それは「高いところは売り」とも言えます。2万円を買うと言うことは、2万1000、2000円の目標が立たなければ買えません。筆者は、2万円は上昇相場のただの通過点だと思っていますが、多くの投資家はそう思っていません。連休中の水準訂正の後は当然、出遅れ個別株物色に移ると思います。
 今週の日経平均予想レンジ 19500円―20200円
週後半の予定
【11日(木)】
3月と16年度の国際収支(午前8時50分、財務省)
4月の対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
週間(4月23~29日、4月30日~5月6日)対外対内証券売買契約(午前8時50分)
4月の景気ウオッチャー調査(内閣府)
決算=パナソニック<6752>、日産自<7201>、小野薬<4528>、第一三共<4568>、旭化成<3407>、KDDI<9433>、ディーエヌエー<2432>、楽天<4755>
G7財務相・中央銀行総裁会議(13日まで、伊バーリ)
3月の英貿易収支(午後5時半、国民統計局)
英中銀金融政策委の結果・議事要旨、四半期インフレ報告(午後8時)
4月の米卸売物価(午後9時半、労働省)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半、労働省)
OPEC月報
【12日(金)】
4月のマネーストック(午前8時50分、日銀)
10日現在の日銀営業毎旬報告(午前10時)
10日現在の日銀保有国債銘柄別残高▽国庫短期証券銘柄別買い入れ額(午後5時)
決算=鹿島<1812>、JXTG<5020>、三菱ケミHD<4188>、大成建<1801>、三井不<8801>、日立<6501>、いすゞ<7202>、スズキ<7269>、りそなHD<8308>、ヤマハ発<7272>、資生堂<4911>
1~3月期の独GDP(午後3時、統計局)
3月のユーロ圏鉱工業生産(午後6時、EU統計局)
4月の米小売売上高(午後9時半、商務省)
4月の米消費者物価(午後9時半、労働省)
3月の米企業在庫(午後11時、商務省)
5月の米ミシガン大消費者景況感指数(午後11時)
決算=アリアンツ
おはようございます。
 週末5日のNY株。
 ダウは55.47ドル高の2万1006.94ドル、ナスダックは25.42ポイント高の6100.76ポイント反発。ダウは2か月振りの2万1000ドル台乗せで史上最高値まであと100ドルほどに迫り、ナスダックは3日ぶりに史上最高値を更新しました。NYSE出来高は8億3049万株。
 今週大きな注目材料だった4月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が季節調整済みで前月比21万1000人増と予想の19万3000人増を上回り、失業率も4.4%で10年ぶりの低水準となりました。前日急落した原油先物も46ドル台半ばに戻しエネルギー株を中心に買いが入りました。更に、連邦予算案が成立し、不安視されていた政府機関の閉鎖が回避され、ダウは終盤にかけても強い動きを示しましたが、フランス大統領選の決選投票を7日に控えて一気の上値追いにはなりませんでした。
 さて結局、週末のドル円は112円72銭とジワリ円安で、CME日経平均先物は19720円となっています。日経平均は昨年12月21日の19592.9円から6度に渡る上値トライの失敗から揉み合いゾーンを形成していましたが、このCME先物価格は、揉み合いゾーンの高値(今年3月2日の19668.01円)を抜いています。いよいよ連休明けの2万円が現実のものとして見えて来ました。

 来週前半の予定(時事)
【8日(月)】
衆院予算委集中審議(午前8時55分)
4月の景気動向調査(午後1時半、帝国データ)
4月の消費動向調査(午後2時、内閣府)
決算=LIXIL G<5938>
4月の中国貿易統計(税関総署)
【9日(火)】
3月の毎月勤労統計(午前9時、厚労省)
4月の輸入車販売(午前10時半、輸入組合)
4月の車名別新車販売(午前11時、自販連)
参院予算委集中審議(午後1時)
決算=三井物<8031>、三菱商<8058>、三菱重<7011>、三菱自<7211>、SUBARU<7270>
米レッドブック週間小売売上高(午後9時55分)
3月の米卸売売上高(午後11時、商務省)
API米週間原油在庫(10日午前5時半)
決算=コメルツバンク、ミュンヘン再保険
EBRD(欧州復興開発銀行)年次総会(11日まで、キプロス・ニコシア)
韓国大統領選
【10日(水)】
4月26・27日の金融政策決定会合の「主な意見」(午前8時50分、日銀)
週間(4月23~29日、同30~5月6日)と3月の対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
3月の景気動向指数(午後2時、内閣府)
3月の消費活動指数(午後2時、日銀)
決算=トヨタ<7203>、東レ<3402>、ソフトバンクG<9984>、武田<4502>、JT<2914>、新生銀行<8303>、タカタ<7312>
4月の中国消費者物価▽卸売物価(午前10時半、国家統計局)
EIA週間原油在庫(午後11時半)
4月の米財政収支(11日午前3時、財務省)