おはようございます。
 長期金利(10年債利回り)が2%を割れ真性デフレに陥った1997年春からまるまる20年がたっていますと申し上げました。コチコチに固まったデフレ経済から脱却する為に物価上昇を掲げて政権は邁進していますが、それには賃金上昇が無ければ何も始まりません。本当の日本株買いの条件は「日本の賃金上昇」と言う海外ファンドからの声を多く聞きます。今日の日経新聞3面に、今秋から上がるかも知れない3つの理由が書いてあります。これからは「賃金上昇=株価上昇」のつもりで、賃金指標の変化に注目しましょう。
 日経新聞と言えば今日の1面は品目別世界シェアの話ですが、2016年のリチウムイオン電池世界シェアトップはパナソニックです。今年の出世株は意外にソニーとパナソニックではないかと新年から述べて来ましたが、昔のジャパンアズナンバーワンの象徴銘柄の躍進は日本株を元気付けているような気がします。
 さてそのリチウムイオン電池関連で大きく出世しようとしているのが8061西華産業です。中国がリチウムイオン電池を自国生産する為の製造装置の大量輸入を開始し、西華産業が大量納入を始めています。セパレーター製造装置から始まり、正極負極、部材・素材までビジネス範囲は広がりそうです。
 今日も全体相場は大きく動きそうもありませんので、個別株で行きましょう。
 本日の日経平均予想レンジ 2万円―2万100円。
 予定は
15・16日の金融政策決定会合の「主な意見」(午前8時50分、日銀)
5月の企業向けサービス価格指数(午前8時50分、日銀)
4月の景気動向指数改定値(午後2時、内閣府)
決算= 日本オラクル しまむら 高島屋
6月の独IFO景況感指数(午後5時)
5月の米耐久財受注(午後9時半、商務省)
休場=シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、パキスタン(以上断食明け大祭)、コロンビア(聖心祭)、トルコ(砂糖祭)
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おはようございます。
 最近の米経済指標は強弱まちまちで、インフレ関連の指標を見ると、FRBの利上げや資産縮小(量的引き締め)が予定通りに進むとも思えません。基本的に量的引き締めが実行される時は、株が天井を打つ時です。FRBはそうならないように、事(天井)前に動き、且つ市場との対話を密に取りながら慎重に事を進めようとしています。成功するかしないかは分かりませんが、市場の伸びしろ(上昇率)が多くは無い事は想像できます。
 日本の方は、20年間の真性デフレがコチコチに常態化してしまって、インフレ時代の成功体験はほとんどの方が持っていません。今日買った物が明日には値上がりしていて、「早く買って良かった」などと言う早いもの勝ち精神は過去のものです。記憶は良かった事より悪かったことの方が残ります。インフレ時代を経験した方々もその後のバブル崩壊のショックだけが残っていると思います。これだけ固まったデフレ感はなかなか解けません。
 この様なファンド運用者や投資家が集まって今の市場が形成されています。2万円を超えたから、さあ3万円だと高揚する気持ちが湧きあがるわけはありません。しかし、永遠に同じ状態が続く事もありません。ジャパン・アズ・ナンバーワンと世界に賞賛された日本経済、20年間の停滞は長すぎます。反撃体勢が少しずつ整ってきている様に感じるのは筆者だけでしょうか。業界誌の発行部数もまだ地を這ったままです。本当の意味で大きな陰の極を通過しているのではないかと思っています。
 週後半の予定
【29日(木)】
6月上旬の貿易統計(午前8時50分、財務省)
週間対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
原田日銀審議委員が資本市場研究会で講演(午後3時半、東京・鉄鋼会館)
株主総会=三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、スズキ<7269>
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半、労働省)
1~3月期の米GDP確定値(午後9時半、商務省)
1~3月期の米企業利益確定値(午後9時半、商務省)
【30日(金)】
5月の全国▽6月の東京都区部消費者物価(午前8時半、総務省)
5月の有効求人倍率・労働力調査(午前8時半、厚労・総務省)
5月の家計調査(午前8時半、総務省)
5月の鉱工業生産・出荷・在庫(午前8時50分、経産省)
5月の住宅着工▽建設受注(午後2時、国交省)
上場=SYSホールディングス<3988>がジャスダック、ツナグ・ソリューションズ<6551>、GameWith<6552>がマザーズ
6月の中国製造業PMI(午前10時、国家統計局)
6月の独雇用統計(午後5時、労働局)
1~3月期の英GDP確定値(午後5時半、国民統計局)
5月の米個人所得・消費(午後9時半、商務省)
6月の米シカゴ景況指数(午後10時45分、MNIインディケーターズ)
6月の米ミシガン大消費者景況感指数確報値(午後11時)
おはようございます。
 週末23日のNY株。
 ダウは2.53ドル安の2万1394.76ドルと小幅続落ですが、ナスダックは28.56ポイント高の6265.25ポイントと続伸でした。
 ハイテク株の買い戻し反発、金利低下で金融株が売られ、原油が43ドル台に戻してエネルギー株が買われました。 高値圏での微妙な揉み合いです。
 日本株。
 日本も2万円にのせた後の揉み合いが続いています。強いのか弱いのか表現が難しい相場ですが、今週は月曜日から金曜日まですべての日において2万円を維持しました。それでも昨日の東証1部売買代金は辛うじて2兆円と、市場にはまったく高揚感がありません。理由の1つが短期的な日柄感です。日本市場の主役である外国人投資家にとって6月は運用前期の〆に当たります。水準が高いと6月末に利益確定売りが出るどころか、7月からの後期運用のスタート時に、更に利益を確定する為、益出し売りから始める傾向があります。それを警戒しての短期調整説が頭を押さえていると思われます。事実4月第1週から5月末まで9週連続買い越していた外国人の現物は6月に入り第1週、第2週と一転売り越しになっています。
 ただ、上記傾向は投資信託や年金等大型ファンドの傾向であって、筆者の調査の範囲ですが中堅以下のファンドは、ここに来て超強気になっています。彼らは日本株をまとめて買うのではなく、個別株を厳選して買うので、いきおい高い株が更に高くなると言う結果を招いています。このところ本欄で「安売りをしないで」「出来るだけ引き付けて」と申し上げているのはこの理由によります。
従ってここでの対処法は、目先調整があっても(19500円でPERは13.8倍)、割安日本株の認識が高まるだけと割り切って、個別株での対応で今までと全く変わらないと言うことになります。ゆっくり行きましょう。
 来週の日経平均予想レンジ 19700円―2万500円。
 週前半の予定
【26日(月)】
15・16日の金融政策決定会合の「主な意見」(午前8時50分、日銀)
5月の企業向けサービス価格指数(午前8時50分、日銀)
4月の景気動向指数改定値(午後2時、内閣府)
6月の独IFO景況感指数(午後5時)
5月の米耐久財受注(午後9時半、商務省)
【27日(火)】
株主総会=タカタ<7312>
上場=Fringe81<6550>がマザーズ
米レッドブック週間小売売上高(午後9時55分)
4月の米S&Pケース・シラー住宅価格(午後10時)
6月の米消費者景気信頼感(午後11時、コンファレンス・ボード)
API米週間原油在庫(28日午前5時半)
【28日(水)】
株主総会=マツダ<7261>
5月のユーロ圏M3(午後5時、ECB)
EIA週間原油在庫(午後11時半)
おはようございます。
 22日のNY株。
 ダウは12.74ドル安の2万1397.29ドル、ナスダックは2.74ポイント高の6236.69ポイントと小幅マチマチ。NYSE出来高は8億5281万株。 ハイテク株の勢いが弱まる中で、ヘルスケア等出遅れ株が買われていましたがそれも続かず、大きなイベントが終わった後の方向感の無い小幅もみあいでした。
 この日発表された4月FHFA住宅価格指数は+0.7%と、予想の+0.5%を上回り、3月分も+0.6%から+0.7%へ上方修正されました。新規失業保険申請件数は前週比3000件増の24万1000件とほぼ市場予想通りで、両指数とも悪くない結果でしたが、材料にはなりませんでした。
 日本株。
 昨日の東証1部売買代金は辛うじて2兆円乗せ、強いのか弱いのかはっきりしなくて、買い方としてはイライラして居るかも知れません。しかし、もっと困っているのが売り方ではないかと思います。日経平均は結局続落となりましたが、空売り比率が33.7%と3月10日以来の33%台となりました。空売り比率は動きに乗せてくる傾向があり、弱いに日は増え強い日は減ります。事実3月10日の33.5%は286円高の19604円の日でした。その後日経平均は4月上旬まで1000円安となり、空売り比率もぐんぐん上がり4月6日に45.2%を記録しましたが、この日は264円安の18597円でした。今回小幅とは言え続落日に最低水準の33%台と言うことは、売り方が攻撃できないかなりな手詰まり感に陥っていると推測されます。これから上を誰が買うのですかと聞かれたら、「それは売り方です」と答えでいますが、ますますその気を強めています。
 但し、日本は今デフレです。株はデフレに弱い性質を持っています。株が本格的に上がるのはインフレになってからです。経済学的に言うと、長期金利が2%を割れ真性デフレに陥った1997年春からまるまる20年がたっています。そろそろです。ゆっくり行きましょう。個別株で。
 本日の日経平均予想レンジ 2万100円―2万200円。
 予定
株主総会=東電力HD<9501>、みずほFG<8411>、ヤマトHD<9064>、三菱自<7211>、JR東日本<9020>、SUBARU<7270>
東京都議選告示(7月2日投開票)
6月のユーロ圏PMI(午後5時、英マークイット)
5月の米新築住宅販売(午後11時、商務省)
EU首脳会議最終日(ブリュッセル)

 立花証券ストックハウス主催の筆者セミナーが7/8(土)にさいたま大宮で開かれます。申込制ですがまだ少し余裕があるようです。狭い空間のセミナーでしか話せない事など、お役に立てる事を話します。下記アドレスにご連絡ください。http://t-stockhouse.jp/campaign/2017-0608-1.php
おはようございます。
 21日のNY株。
 ダウは57.11ドル安の2万1410.03ドル、ナスダックは45.92ポイント高の6233.95ポイントとマチマチの動き。NYSE出来高は8億2900万株。
 年初来安値を更新していたWTI原油先物が0.98ドル安の1バレル=42.53ドルと10カ月ぶりの42ドル台に入りました。エネルギー株が売られダウはマイナスとなりました。原油安は金利のフラット化を招くとして金融株も売られています。一方、アリババやフェイスブックは買われナスダックは切り返しています。
 日本株。
 年初来高値を付けた割には、東証1部売買代金は活況の目安と言われる3兆円に遠く及ばずイマイチ投資家は冷静です。しかし、空売り比率は連日低水準の35%前後、信用の売り残は1兆円を超え、裁定買い残も1兆円半ばの低いレベルを継続して、内部からの売り圧迫要因はありません。日経平均EPSも1400円台を確保してPERは14倍前半と安定しています。物足りなさも感じますが、原油や商品指数が年初来安値水準で、米30年債利回りも急落するデフレ気味の世界経済の中では、ある意味当然の姿かもしれません。相対的伸びしろを評価して、外交人筋の日本の評価も変わりつつあります。ここはゆっくり待つしかないようです。森よりも木の相場は続きそうです。
 東芝問題が日本の官民ファンド中心の展開になって来ました。この事態を招いた経営陣の責任は重いですが、東芝半導体は日本の宝です。良い所に落ち着くと思っています。半導体関連の相場は1ラウンドは終わったようですが、川上の半導体素材株から川下のAIまで含めると、これからの日本の可能性のすべてとなる膨大な領域を持っています。今後も広い意味の半導体関連は相場の一方の柱です。
 本日の日経平均予想レンジ 2万円―2万100円。
 予定
週間対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
小池都知事が外資系金融機関CEOらと会談(午前9時半、都庁)
20日現在の日銀営業毎旬報告(午前10時)
岩田日銀副総裁会見(午後2時半、ホテル青森)
6月の月例経済報告(関係閣僚会議終了後、内閣府)
4月のECB景気報告(午後5時)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半、労働省)
5月の米景気先行指数(午後11時、コンファレンス・ボード)
FRBのストレステスト結果
ECB拡大理事会
EU首脳会議(23日まで、ブリュッセル)