おはようございます。
 20日のNY株は、大幅続落です。ダウは358.04ドル安の1万6990.69ドルと昨年10月29日以来、約10カ月ぶりに1万7000ドルを割りました。ナスダックも141.56ポイント安の4877.49ポイントと5000ポイントを割っています。NYSE出来高は9億2672万株。
 再び7月8・9日を連想させる、上海発の世界株安連鎖が始まりました。中国経済の減速懸念によって、商品市況が下げ止まらず、商品ファンド等のロスカットで株も巻き込まれています。また、為替の面でも、資源安が新興国の通貨安を招きドル高につながるとして嫌気されています。結局ダウは、1万7000ドル割れだけでなく、このところ当ブログでも注意していた「年初来安値更新」となりました。

 日本株。
 来月中旬に安保法案が国会を通過しますと、潤沢な税収をバックに大規模補正や景気刺激策が出る可能性が高く、11月4日と言われる大イベント郵政3社上場、その前10月30日の日銀政策決定会合期待と、予定を見ますと、日本株は先行きかなり面白くなりそうです。アメリカも、9月に入ると雇用統計、FOMCと利上げ材料のクライマックスを迎えます。

 売り方の眼から見ると、例年売り方有利の9月ですが、上記のごとく今回はリスクもかなりあります。今まで貯めた売り玉を回転させるのは今しかないと当然考えます。報道されている先物の1枚売りのように、閑散相場を良い事に、かなり力を入れて売り崩しにかかっています。暫くこの売り攻勢にさらされそうです。
 残念ながら今は、明確に上値を買う材料はありません。昨日も書きましたが、こうなると、下値は値ごろ感の買いとの需給バランスで止まるところとなります。7月の時は、瞬間19100円台がありましたが、1つのめどになるでしょう。ここを下回ると、売り方の回転が効きだします。

 日経平均予想PERは今日の下げで15倍台半ばになります。決して割高ではありません。資金潤沢な個人投資家や日銀の買いも入るでしょう。今まで買えなかった投資家が参戦して来る事も十分考えられます。寝た子を起こしてしまったと売り方が後悔する事を期待しましょう。ひとまず個別対応で応戦です。

 本日の日経平均予想レンジ 19550円―19750円。

おはようございます。
 19日のNY株。
 ダウは162.61ドル安の1万7348.73ドルと約6カ月半ぶりの安値、ナスダックは40.30ポイント安の5019.05ポイント。NYSE出来高は8億4365万株。
 上海、日本、欧州の下げの連鎖は、NYも巻き込みました。7月のCPIが6カ月連続のプラスとなって、利上げ観測が高まったことも売り材料となりました。
 原油安も止まりません。ダウは一時、228ドル安まで売られました。
 注目の7月のFOMC議事要旨は、利上げ時期に関する新たな手掛かりはありませんでした。ダウは1月30日の年初来安値1万7164ドルまで184ドルしかありません。

 日本株。
 一昨日の上海株再度の暴落でも、比較的落ち着いた反応だった欧米株でしたが、昨日の上海株の連続下げ、そしてなにより原油や銅の下げが止まらないのを見て、結局7月のショックと同じような様相で、日経平均2万円割れの危機です。銅の国際消費量のなんと48%が中国と言う現実に、中国の不透明感の影響の大きさが現れています。
 昨日も空売り比率37.6%と高水準です。売り方もここは力の入るところです。7月のショック安の時には1266円だった日経平均EPSは、昨日現在1246円と、20円低下していて、こちらからの支援材料はありません。昨日発表の7月の訪日客数も、月単位では過去最高でしたが、中国からの訪日客の伸びは鈍化しています。インバウンド関連の材料出尽くし感があります。
 こうなると、後は需給で売り攻勢に耐えるしかありません。簡単に言うと、売り方の回転が効き始めたらアウトです。今まで溜まった空売りのエネルギーで上がると言うシナリオが崩れます。7月の時は、2万円割れは3日間だけで売り方の回転が効く暇はありませんでした。今回のポイントはここです。まず本日2万円の攻防で、割れても何日で2万円を回復するかです。

 とにかく、押したところは個別株で対処です。
 4875メディシノバがアメリカでファイナンスしました。発行価格はディスカウント無しの3ドル50セントです。日本と違いアメリカではファイナンスは好材料です。今年のファイナンス事例で、30日後の株価は75%の企業がプラスです。新しいアメリカ株主の登場が楽しみです。

 本日の日経平均予想レンジ 19950円―20150円。

おはようございます。
 18日のNY株。
 ダウは33.84ドル安の1万7511.34ドル、ナスダックは32.35ポイント安の5059.35ポイントと反落。NYSE出来高も6億9132万株で低調。
 上海株が大幅安で、中国経済警戒感が再び高まり資源株中心に売り先行で始まりました。国内消費への不安も出ましたが、原油相場が上昇に転じたことで、ダウは一時プラスとなる場面もありました。
19日のFOMC議事要旨で9月利上げの可能性を探りたい市場は、方向感が出にくいところです。

 日本株。
 昨日、マーケットラップ番組終わりのところで、上海6%を超す下げになり、すわ!7月8・9日の再現かと一瞬思いましたが、欧州の株価を見ると0コンマ3%前後の下げに留まっているので、少し安心して帰って来ました。しかし、始まったばかりの欧州、その後のアメリカ株が心配でしたが、欧州はそのままで終わり、アメリカも上記のごとく波乱にはなりませんでした。前回の学習効果でしょうか。
 それにしても中国は不透明です。信じられない量の危険物が住宅近くに保管されていて、それが消防にも知らされていなかったなんで、現代国家にあるのでしょうか?戦時中の日本のように、軍事機密として天気予報が正確に公表されず、多くの一般国民が被害を受けた事とそっくりです。
 急激な国の発展に民度が追い付かない感じです。筆者が新人の頃、中国の固定電話は10軒に一軒しか普及していませんでした。そこでこれから電話線需要が起こるとして非鉄株を推奨した事があります。ところが固定電話の普及の波と同じタイミングでモバイル電話の普及の大波が発生して、非鉄株人気は起きませんでした。早すぎる技術の進歩に、それを使う人間が追い付いていかない感じです。そんなこと言っていてもしょうがありません。株価でどう対応するかです。
 幸い、この不透明感が、相場の過熱を防ぎ、空売りを溜め、将来の大相場の芽を育てている気がします。
 
 買って良い株を買うのが投資の基本です。しかし、良い株はほとんどが高くなっています。事前の策としては「安くなっている良くない株を買う」です。良くない株でも何か魅力があります。そんな「ブスかわいい株」を仕込むところです。それは、電機や機械株に多い気がします。
 
 今の日本株人気のかなりの部分を占めるインバウンド関連の成否を決める7月の訪日客数が発表になります。インバウンド人気に代わるものがあるかですが。

 本日の日経平均予想レンジ 20400円―20500円。
 もちろん、訪日客数、上海の動きでレンジをはみ出すかもしれませんが。

 
おはようございます。
 週明け17日のNY株。
 ダウは67.78ドル高の1万7545.18ドル、ナスダックは43.46ポイント高の5091.70。NYSE出来高は7億0152万株。
 寄り前に発表された8月NY州製造業景況指数はマイナス14.92と2009年3月以来の低水準に落ち込んだ為、マーケットは売り先行で始まり、ダウは一時135ドル安まで下落しました。その後に発表された8月住宅建設業者信頼感指数は61と逆に約10年ぶりの高水準で、一気の買い戻しとなりました。
ただ、利上げ時期を探る19日のFOMC議事要旨(7月28、29日開催分)発表を控えて、商いは低調でした。

 日本株。
 昨日注目の4-6月期のGDPは、年率換算の数字は予想より穏やかなものでしたので買い先行で始まりましたが、3期ぶりのマイナスに変わりはなく、中身も、消費、輸出の落ち込み、不良在庫を勘案すると、やはり良くは無いとして、株価はじり貧となりました。しかし、大きな崩れや売り仕掛けも無く、引けにかけ若干戻す勢いで、下げない相場をこの日も示し、秋相場は下げないと言うご託宣でしょうか。
 高水準の空売りが続いています。それは空売りが溜まっている事を意味します。下げなければ上がるしかないと言うのが相場需給の基本です。
今日の国内の予定で株価に影響のありそうなのは、7月のマンション動向くらいです。中国株、円ドルレートを見ながら強含みの1日になりそうです。

 本日の日経平均予想レンジ 20600円―20700円。 100円幅にしましたが、上がると買い戻しが入るので、上値方向にボラティリティは高くなると思います。


おはようございます。
 アベノミクスはカブノミクスと言われるくらい、その成果は株価で判断されています。しかし、過去においても、株価は時の政権の命運を決めて来ました。
 2009年8月30日第45回衆議院選挙で民主党が大勝して政権が代わったのも、リーマンショックで日経平均が2008年10月31日に7000円割れ(6964円)を付けた後、2009年1月9日の9325円まで戻った株価が、3月13日には再び7000円(7021円)に接近して、危機感を持った国民が変化を求めたからです。しかし、期待した民主党政権でも2010年に11300円台に戻るのが精いっぱいで、再び8000円までじり貧になって、国民の失望感を受けて、2012年末の安倍内閣登場となったわけです。

 その安倍内閣の支持率が下がっています。安保法制等、経済問題と違うところの影響もありますが、やはり最近踊り場の様相を示すアベノミクスの勢いを投影していると思います。
 本日、4-6月期実質GDPが発表になります。2%前後のマイナスになりそうです。株価がどう反応するでしょうか?数字にもよりますが、失望売りになるか、政策期待買いになるか注目です。

 休み明けで多くの投資家が戻ってきます。外国人投資家も早めの休暇を取った方はぼつぼつ戻ります。先週はかなり緊張した夏相場のヤマ場でしたが、今日は、秋相場を占う最初の日となりそうです。

 本日の日経平均予想レンジ 20450円―20650円。

おはようございます。
 株価を見る時、チャートを使いますね。昔は罫線(けいせん)と言いましたが、今は皆チャートと言っています。チャートは海図の事で、船の進行には欠くべからざるツールです。船は海図どおりに進まないと、座礁などの海難事故を起こしてしまいます。ですから、海図どおりに進む船の、一分後、一時間後の位置は分かりますね。

 しかし、株価のチャートは今まで進んできた航路は描かれていますが、一分後、一時間後の位置は空白になっています。ここが、株価チャートと海図との決定的に違うところです。
 そこで、株価の前方の空白の部分を描こうと言うのが、テクニカル分析です。筆者も今は休眠会員ですが、ずっと日本テクニカルアナリスト協会検定会員でした。テクニカル分析の方法はたくさんありますが、基本は「過去の習性を未来に活かす」です。この方法は、株価そのものの分析だけでなく、経済現象や人生の進路選択の時にも使えます。俗にいう「歴史は繰り返す」です。

 日経平均史上最高値3万8915円を付けた1989年12月29日は、平成元年でもあります。ですから、平成時代はまさに、平成資産バブルの始末の時代とも言えます。
 平成元年に株価がピークを付けましたが、バブルがすぐに崩壊したわけではありません。土地神話も生きていました。バブル現象はしばらく続き、平成2年3月20日に日銀は公定歩合を一気に1%あげて5.25%にしても、4月1日に不動産融資の総量規制を出しても収まらず、8月30日には更に6%に公定歩合を上げました。その間、5月15日にはゴッホのガシェ博士の肖像が競売市場最高の125億円で斉藤了英に落札されています。時代を先見する株価は、崩れを見せていましたが、世の中はまだ浮かれていました。

 さすがに、誰もが不安になったのは、10月1日に日経平均が、あり得ないと思われていた2万円を瞬間切った時でした。しかしそれも、この日を底に、平成3年3月の2万7000円台まで戻った時には、これで調整は終わったと思ったものでした。

 長くなりましたので、今週のバブル談義は次週に続くという事で。
まだ相場の先は長いので、それまでゆっくり学習しましょう。
東洋経済オンライン日曜日のマーケットコラムは、今週筆者の番です。このブログと合わせて是非見て下さい。

2015.08.15 来週の相場。
おはようございます。
 週末14日のNY株。
 ダウは69.15ドル高の1万7477.40ドル、ナスダックは14.68ポイント高の5048.24ポイント。NYSE出来高は6億7111万株。
 注目の7月鉱工業生産は予想を越える強い数字でした。また、卸売物価も予想以上で、米経済の堅調ぶりを印象付けました。9月利上げ説が更に高まりましたが、景気の先行きへの期待感が上回りました。ユーロ圏財務相会合で、ギリシャ支援が決定した事も買い材料となりました。

 日本株。
 今週は上値トライの週と思われていましたが、突然の人民元切り下げで波乱の週になってしまいました。ちょうどオプションSQの週と重なった事も、振れを大きくしました。売り方は、ここぞとばかりに攻勢を強め、荒れるSQ水曜日には、空売り比率39.2%という過去最高値を記録しました。その結果日経平均は、前週末7日の20,724.56円から今週末の20,519.45円まで209.11円の水準切り下げとなりました。
 しかし、かなりの不透明感を持ったサプライズ材料とそれに乗じた売り方の大攻勢にさらされた日経平均が、200円ちょっとしか下がらないという事は、今後、2万円割れ、あるいは1万8000円台までの調整を予測する筋が満足する為の材料はなんだろうかと考えます。何が起きるか分からないのが相場ですが、筆者には、安倍政権の突然の崩壊位しか思いつきません。
 70年談話が発表になりました。今後の政局の日程では、来月の自民党総裁選はともかく、来年の参議院選挙、再来年の消費税上げと続く試練に、落ちかけている支持率を上げて行かなければなりません。
 来週月曜日に、4-6月期GDPが発表になります。マイナス2%前後の数字が予想され、これは先日の日銀政策決定会合後の会見で、黒田総裁はほぼ認めています。安倍首相の思想は別にして、経済を良くしてくれるからと言う理由で支持する国民は多いと思います。景気が安倍首相の生命線である事はご本人も自覚していると思いますので、何らかのGDP対応政策が期待されます。
 また、爆買いのインバウンド関連の持続性を占う7月の訪日外国人客数が19日(水)に発表になります。7月も記録的な数字が出ると言われていますが。
 筆者は成田と羽田を往復する京成本線で通勤しています。日経CNBCの番組の関係で、行きは9時から11時の成田から羽田行き、帰りは3時から5時の羽田から成田行きと言う、外国人が動く時間帯で、途中浅草やスカイツリーがありますので、外国人の多さは実感しています。しかし、7月特に8月は、6月までの勢いは無い様な気がします。個人の肌感覚なので正確ではありませんが。

 来週の日経平均予想レンジ 20300円―20800円。

おはようございます。
 13日のNY株.
 ダウは5.74ドル高の1万7408.25ドル、ナスダックは10.83ポイント安の5033.56ポイント。NYSE出来高は7億6814万株。
 注目の7月小売売上高は前月比0.6%増と市場予想を上回り、消費に対して安心感が広がりましたが、後退していた早期利上げ観測が再び浮上して売り先行となりました。その後徐々に景気の強さの方も認識され、ダウはプラス圏まで浮上しました。
 人民元切り下げ懸念もいったん落ち着いたようです。ただ、原油が下げ止まらず、NYMEX原油先物が、1バレル=42ドルを割り込み、6年5カ月ぶりの安値になると、株価は伸び悩みました。

 日本株。
 人民元切り下げのサプライズから、SQの攻防戦を巻き込んだ波乱は、昨日で終わりました。波乱とはなりましたが、先週末の2万0700円台から見ると、100円ちょっと下げたにすぎません。引き続き国内環境の良さに支えられた下げない相場は続いています。
 しかし、中国関連銘柄はかなり売り込まれて、織り込んだと思いますが、まだ中国情勢は不透明です。勢い、国内関連に資金は向かっていますが、チャートを見てわかる通り、高い内需株をここで買っていいのか?安い外需系の業種をここで売るのか?ここで買わなかったらどこで買うのか? 悩みは尽きません。
 運用成績を上げる為、今動いているヘッジファンドは、高いものを買っています。高いものはより高くとなるのでつらいところです。暫くこの感じかも知れませんが、休暇明けで動いてくる年金などの大きなファンドの基本は、リターン・リバーサルです。やはり「安いものを買う」が基本です。
 中国の不透明感は、日本回帰を呼びます。内需系設備投資関連はどうでしょうか。国内の設備投資は、この日本回帰だけでなく、労働力不足や老朽設備の更新で、黙っていても需要は多いと思います。売られている機械株は買って良いのではないかと思います。
 6298 ワイエイシイも順調ですが、株価は直近売られていますね。

 本日の日経平均予想レンジ 20500円―20700円。

おはようございます。
 12日のNY株。
 ダウは0.33ドル安の1万7402.51ドル、ナスダックは7.60ポイント高の5044.39ポイントでした。NYSE出来高は9億3740万株。
 人民元は、前日の1.9%切り下げがサプライズであったにもかかわらず、この日も更に1.6%の切り下げに動きました。7月の貿易統計で、前月比8.3%もの減少となった輸出額を見ては、当然の政策だったかもしれませんが、輸出拡大に頼らざる得ない中国経済の苦境を投資家に強く印象づけた為、世界同時株安となりました。ダウも、一時277ドル安までありましたが、午後に入ってアップルやキャタピラーが切り返すと、ダウも急速に戻り、プラス圏に浮上する場面もありました。
 当面、FRBの9月利上げが遠いたと言う買い材料と、中国不安が交錯する相場と思われます。

 日本株。
 前日の人民元サプライズ切り下げに続いて再度の下げ、SQの週の水曜日という事もあって、日経平均は一時400円を超す下げになりました。材料消化難でひとまずドル高・円安になっていた為替は、9月利上げ遠のくならば当然ドル安材料で、本日は1円の円高で124円台前半に戻っていますので、為替の支援はありません。
 日本株も不透明感たっぷりで、ちょっと動けない感じです。

 中国経済の減速感が高まっていたので、そろそろ内需喚起策が出ると思っていたら、逆(元切り下げは、国内では利上げと同じ)が出て、これから中国内需はどうなるのか全く分かりません。並行して内需喚起策が出ないとまずいのではないかと、素人でも容易に想像できます。内需喚起策を期待します。

 空売り比率が39.2%と筆者の手元の資料では過去最高です。売り方はここぞとばかりに攻勢をかけて来ました。しかし、それでも日経平均は25日移動平均(20452円)をわずかに割れたところです。日経平均EPSがピークの1266円から、昨日の1243円台に低迷していますので、こっちからの突き上げ材料はありませんが、日銀や公的ファンドが下を買う、下げない相場は続いていると思います。下げるところで下げないと今度は売り方が困ります。
中国の次の一手を期待して、しばらく我慢をしましょう。

 本日の日経平均予想レンジ 20300円―20400円。

おはようございます。
 11日のNY株は、中国・人民元の切り下げを受けて、大幅安となりました。ダウは212.33ドル安の1万7402.84ドル、ナスダックは65.01ポイント安の5036.79ポイントです。NYSE出来高は8億5711万株。

 人民元切り下げは、輸出回復を狙った景気対策でしたが、GMやアップルなどの中国関連株や、資源関連株が売られ、逆に中国の不透明感を強める事になりました。ダウの下げ幅は一時、260ドルを超えました。
 株価は下がりましたが、ドルは買われました。しかし、このタイミングで米利上げがあるとドル独歩高になって、利上げが逆に難しくなる事も考えられます。それは「ドル安株高」の材料とも考えられます。これから、色々な考えでマーケットは上下すると思われます。

 日本株。
 昨日は、寄り付き段階で逆三尊が完成し、上値トライかと思われましたが、予想になかった人民元切り下げが発表されますと、一転下げ基調となって、慌てまくった1日でした。先物に関係ない新興市場が下げていませんので、この波乱はSQに絡んだ売り買いもあったと思われます。今日は水曜日で、今日もまだ波乱の可能性はありますが、波乱の中でも、昨日値崩れ的な事にはならなかった事で、再度「下げ無い相場」を印象付けた感じです。
 下げるところで下げないと、売り方は困ります。静かな踏み上げ相場は続いていると思います。
 
 人民元切り下げによる日本の輸出産業への影響ですが、輸出競争品目が重なっているところが少なく、大きな影響はないと言うのが一般的見かたです。

 本日の日経平均予想レンジ 20600円―20750円。

 6785鈴木が売られています。前2015年6月期の数字は予想通り強いものでしたが、今期若干の減益予想を出した為です。部品会社の習性で、予想は弱く出します。強く出すと、納入先との価格交渉が不利になるからです。結果的に、トレーディングゾーンが下がってしまったので、新しいトレーディングゾーンでしばらく売買する事になりますが、基本的に当社の将来性が変わってしまった訳ではありません。