2015.10.21 3連閑散?
おはようございます。
 20日のNY株。
 ダウは13.43ドル安の1万7217.11ドル、ナスダックは24.50ポイント安の4880.97ポイント。ECB理事会を控えた欧州株がさえない動き立った為、利益確定の売り先行で始まった後、決算や、9月の住宅着工件数が市場予想を上回り過去8年で2番目に高い水準となったことから、一時プラスになる場面もありましたが、引けはマイナス着地になりました。引け後発表されたヤフーの7-9月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を下振れ、時間外取引では下げています。

 日本株。
 昨日は、1987年10月20日(火)のブラックマンデー記念日でした。10月19日(月)のアメリカブラックマンデーの暴落を受けた日で、日本では、ブラックチューズデーと言うべきものですが、ECB理事会、FOMC、日銀金融政策決定会合と続くイベントを控えて、神経質に動くのみで、話題にもなっていないようでした。不良マンション問題は、前向きに、地質・土木調査関連会社を買う動きは継続したものの、国交省が他の建設業者もすべて検査すると伝わると、長谷工中心に、マンション関連建設株が一斉に売られ、地合いを悪くしました。ゆうちょ銀、かんぽ生命の公開価格が決まり、売り方の攻撃手口も見られなかった為、出来高は、閑散だった前日を更に下回りました。

 筆者としてはちょっとうれしい日でした。メタデータとの資本・業務提携を発表した、ここでも何度か登場した2352エイジアがストップ高になったからです。人工知能の「マーケティングオートメーション」を目指す、ナイスガイ美濃社長の戦略が一歩前進です。これからの出世株として引き続き注目していきたいと思います。
 今日の予定は、9月の訪日外国人数(午後2時)、9月の全国スーパー売上高(同)が、インバウンド人気を左右するので注目です。
 為替は119円台後半に戻り一安心ですが、原油がまた45ドル台で嫌な感じです。ダウの引け後の動き(CME)もはっきりしません。3日連続閑散相場になりそうです。個別株で。
 本日の日経平均予想レンジ 18100円―18250円。

おはようございます。
 週明け19日のNY株。
ダウは14.57ドル高の1万7230.54ドル、ナスダックは18.78ポイント高の4905.47ポイント。NYSE出来高は8億2606万株。
材料薄な中、朝方は利益確定売りで始まりましたが、取引終盤にその売りをかろうじてこなし、プラスで終わりました。20日のFRBイエレン議長の講演や22日のECB定例理事会を控えて、様子見と言った1日でした。

 日本株。
 先週後半、せっかく上値トライの感じが出ましたが、土日休んだらすっかりそのムードはどこかに行ってしまい、東証1部売買代金が2兆円を下回ると言う閑散相場になってしまいました。朝方若干仕掛け的な売りが見られ、日経平均200円を超す下げになった為、一般投資家が委縮してしまったようです。政策や緩和期待はありますが、その効果もまた疑問視する向きもあり、中々上値は買い上がれません。ただ、マンション傾斜のネガティブ材料に対して、重箱の隅をつつくように、関連銘柄を探して売るのではなく、逆に、土木・地質調査関連が多数銘柄大幅高になるなど、前向きな市場心理も見られます。
 今日は、昨日下げた分若干戻す展開が予想されます。ゆうちょ銀行(7182)、かんぽ生命(7181)株式の売り出し価格決定が、予想通り仮条件の上限で決定しました。相場を下げさせるわけには行きません。官民一体で盛り上げ、買い支えると思います。
 今日の予定は、国内では9月の粗鋼生産(午後2時)、甘利経済再生相のTPP交渉について会見(午後2時、日本記者クラブ)、9月の全国百貨店売上高(午後2時半)、9月の工作機械受注確報値(午後3時)、9月の主要コンビニ売上高(午後4時)、今晩の海外では、9月の米住宅着工、レッドブック週間小売売上高、パウエルFRB理事講演(午後10時15分、NY)、イエレンFRB議長講演(21日午前0時、ワシントン)となっています。

 7時30分現在、為替119円51銭、WTI原油先物46ドル54セント、微妙。
 本日の日経平均予想レンジ 18200円―18300円。

おはようございます。
 本日おそらく話題になるのが、ブラックマンデーでしょう。ブラックマンデーとは、御存じの通り1987年10月19日(月)にアメリカで起こった、史上最大の株価大暴落の事です。この日のダウの下落率は22.6%にもなりました。日経平均翌火曜日の下落率は14.9%でした。10月19日は毎年来ますが、月曜日はその後今回が4回目です。過去3回は1992年、1998年、(2003年から2004年に月曜日が飛び越されています)、2009年でした。何も起こりませんでしたが、3回とも安値近辺か戻り過程の押し目になっています。5月に株を売って9月まで戻るなと言う格言をおおむね踏襲しています。
 さあ、今年はどうでしょうか?先週のアメリカ株は落ち着いていて、チャートは上に行きたがっている感じで、大暴落は起きそうもありません。となると、震源地は中国になるのではないかとなりますが、爆弾テロが頻発し、何が起きるか分かりませんが、5中全会を来週に控え、少なくとも経済では波乱は起きないと思いますが。1日中話題になると思います。

 日本株。
 CMEが18350円、為替119円半ば、原油47ドル台では、本日波乱はなさそうに見えます。今日の材料、国内は日銀支店長会議と黒田日銀総裁あいさつ、10月の日銀地域経済報告(さくらリポート、午後2時)です。海外材料での注目は、7~9月期中国GDP(午前11時)、9月の中国鉱工業生産、小売売上高、都市部固定資産投資(午前11時、)です。ブラックマンデーと中国を結びつけている方にとっては気になるところです。

 本日の日経平均予想レンジ 18250円―18450円。

おはようございます。
 筆者の友人に、年100回も会社説明会に行っている個人投資家がいます。リタイアして時間が十分あるせいでしょうが、3日に1度いろいろな所が主催する説明会に参加している事になります。時々この会社は良いよなどと教えてくれます。昔から勉強好きでしたが、3日に空けず次の銘柄を研究するという事は、ちょっとせっかちです。ですから、せっかく良い銘柄を見つけても、我慢しきれず売ってしまい、実現利益よりも売ってからの幻の利益の方が数倍など度言う事は日常茶飯事です。それでもめげずに、せっせと説明会に出かけて行く彼に敬意を表したいと思いますし、証券関係者としては、感謝しなければならない「旦那さん(パトロン)」だと思っています。
 しかし、いつも思うのですが、株好きの方は往々にしてせっかちで、期待時間軸が早い気がします。テレビなどで、1分たったと思ったら手を挙げてくださいと、スタジオゲストにお願いすると、30秒くらいで手を上げるお年寄りの方がいます。年を取ると、動作が遅くなる分、体感時間が早くなると言う生理学的解説がされていましたので、この辺はどうしようもありませんが、株式投資の体感時間は、理性でコントロールできるのではないでしょうか。
 例えば、最近多い企業の3か年計画を気に入って買った株を、3週間動かなかったら売ってしまうなどという事は、生理学的問題ではありません。最近は日本も、世界標準の四半期ベース時間軸で論議されることが多くなりましたが、企業を取材して感じる事は、日本の経営者は四半期ベースで経営を考えている人は一人もいないという事です。それなのに投資家は、四半期ベースで考えて投資しています。このギャップをコントロールしたら、少しは投資効率が上がるのではないかと思います。
 3か年計画を評価して買った株が、四半期(3か月)の数字を嫌気されて売られたら、喜んで買うべきだと思います。もちろん、その数字が3か年計画を根本的に危うくする要因だと思ったら、果敢にロスカットする実行力も必要ですが。

おはようございます。
 週末16日のNY株。
 ダウは74.22ドル高の1万7215.97ドル、ナスダックは16.59ポイント高の4886.69ポイントと続伸。NYSE出来高は9億6004万株。
 注目の9月鉱工業生産指数はマイナス0.2%と2カ月連続で低下しました。一方ミシガン大学10月の消費者景況感指数は上昇、市場予想も上回ると言う強弱入り交じる結果で、上値を買い上がる事は出来ませんでした。
 ただ、GEの7~9月期決算は市場予想を上回り、同社株は上昇。本格化する決算発表に対して、心配するほど悪い結果は出ないのではないかと言う投資家心理で、プラス圏で終了しました。ロイター通信の集計では、現在の主要500社の利益は3.9%減と、決算発表前の4.5%減から予想値が上方修正されています。

 日本株。
 今週は4日立会でしたが、前半と後半とはっきり分かれました。前半2日で日経平均は547円安で18000円を割れ、713円も上げた前週を打ち消すかの動きを見せましたが、後半2日は400円高と切り返し、再び18000円を回復しています。しかし、投資家心理は回復していないようです。
 日経CNBCで今週アンケートを実施して興味深い結果が出ています。ちょうど1か月前に同じアンケートをして、日経平均の位置は偶然まったくの同水準ですが、短期及び中長期の強気派は、前回の51%から今回45%と低下しています。特徴的なのは、短期強気が前回の7%から今回10%へ上がっているのに、中長期強気が44%から35%へと9ポイントも低下している事です。投資家の皆さんは、世界景気の成長鈍化に抗しきれず、アベノミクスが失敗し、デフレも脱却できないと見ているのでしょうか。因みに、明確な中長期弱気派は前回25%、今回28%です。
 多くの投資家は、しばらく17500円と18500円のボックス相場と見ています。来週そのボックスを突破できるか、また押し返されるか正念場です。相場に影響すると思われる材料は、国内では、時間的順番で、日銀支店長会議と黒田総裁あいさつ、10月の日銀地域経済報告(さくらリポート)、15年度上期と9月の貿易統計、9月の訪日外国人数発表、8月の景気動向指数改定値。海外では、同じく、7~9月期の中国GDP、9月の中国鉱工業生産、小売売上高、都市部固定資産投資発表、9月の米住宅着工、レッドブック・リサーチの米週間小売売上高、ECB定例理事会、9月のコンファレンス・ボード米景気先行指数、9月の中国70都市住宅価格、他がありますが、1つ選ぶとしたらECB定例理事会でしょう。この後、FRB、日銀の順で金融政策が出ますが、重要な示唆になるかも知れません。

来週の日経平均予想レンジ 18000円―18800円。


おはようございます。
 15日のNY株。
 ダウは217.00ドル高の1万7141.75ドル、ナスダックは87.25ポイント高の4870.10ポイント。NYSE出来高は9億5482万株。
 前日発表された9月の小売売上高等、低調な景気指標が続いており、指標データを利上げ判断にすると言うこの日のNY連銀のダドリー総裁発言で、年内の利上げは難しいとの見方が広がりました。それを受けてダウは終盤にかけて上げ幅を拡大しました。反面、シティグループの7~9月期決算は大幅増益、ナイキも好調で、新規失業保険申請件数が約42年ぶりの低水準、消費者物価指数も予想よりも強い等、堅調な数字が利上げにつながるとして、上値を抑える感じもありました。利上げ遠のくと言う全体観の中で、業績を評価して金融株が買われて、ちぐはぐな動きですが、NY株も買戻し相場に入っている事は間違いなさそうです。

 日本株。
 昨日は予想外に強い動きでした。前日は予想外の下げで、強いのか弱いのか分からない相場ですね。景気指標はじり貧で、投資家の不安感は増すばかりです。しかし、昨日の基本観で申し上げましたように、これが金融相場の姿です。相場名人は、ここで最も買いにくい銘柄を買うでしょうが、我々凡人はそんなことは出来ません。業績が良くて、海外要因にあまり左右されない買いやすい株を買う事になると思います。国内系中小型株という事になると思います。
 昨日は、日経平均に、陰の陽はらみと言う酒田五法の買いシグナルが出そうでした。前日の陰線のトゥルーレンジ(実線)を翌日の実線部分がつつむ。つまり前日引け値より安寄りして、前日寄り値より高値で引ける形です。残念ながら完成しませんでしたが、25日異動平均と18000円は回復したので、良しとしましょう。
 しかし、今日も為替は118円台、原油も46ドル台と、気を許せない環境です。昨日の世界の株高を受けて強含みで始まった後は、中国やアジア、終盤に始まる欧州の動きを感じながらの展開になりそうです。週末ですが、世界レベルで、リスクオフで積み上がった空売りの買い戻し相場に入っていると思われますので、変な下げは無いと思います。黒田日銀総裁が全国信用組合大会であいさつしますが、午後3時35分からですので、立会中には間に合いません。

 本日の日経平均予想レンジ 18100円―18250円。

おはようございます。
 14日のNY株。
 ダウは157.14ドル安の1万6924.75ドル、ナスダックは13.76ポイント安の4782.85ポイント。NYSE出来高は8億8493万株。
 アジア・欧州株の下げを受けて売り先行。やはり原因は中国でした。低調な9月貿易統計に続き、9月のCPIも予想を下回りました。アメリカ国内の指標も、悪く出ました。注目の9月小売売上高は前月比0.1%増と市場予想(0.2%増)を下回り、卸売物価指数に至っては前月比0.5%減と大幅に落ち込みました。金融相場の特徴とは言え、これだけ悪材料が続きますと下げざるを得ません。ナスダックよりダウの下げが大きいのは、構成銘柄であるウォルマートの2016年1月通期の売上高見通しの下方修正でした。10%安でダウを押し下げました。前日発表のJPモルガン・チェースも2.5%安でしたが、インテルは2.4%高でした。

 日本株。
 中国が株安の元凶だとしても、昨日上海総合指数が0.93%の下げに対して、日経平均は1.89%と倍の下げで、日本株の弱さが目立ちます。先週までの1500円の戻りが買戻し中心で、1部の個別株対応の投資家を除いて、買い方はまったくファイティングポーズを取っておらず、押し目買いが入らない今の相場環境を表しています。ここで、再度基本を確認しますと、「金融相場(緩和)と業績相場は株高、逆金融相場と逆業績相場が株安」です。業績相場は、世の中明るく、投資をしようと心から思って、投資家にとっては1番楽しい時です。金融相場は、実は1番儲かる時ですが(異次元緩和と言う金融相場で既に株価は倍以上になっています)、「疑惑の中で相場は育つ」と言われるように、投資家にとっては疑心暗鬼の時なのです。特に今の日本株は外国人が支配していますので、外国人の目先の需給環境に大きく左右されます。その部分の現実は冷静に見る必要があると思いますが、基本感を忘れないよう重ねて申し上げたいと思います。
 今日の国内予定は、9月と15年度上期の首都圏マンション発売(午後1時、不動産経済研)、8月の鉱工業生産・出荷・在庫指数確報(午後1時半、経産省)です。大型マンションが傾く事件が起きていますので、注目されるかもしれませんね。海外では、10月のNY州製造業景況指数(午後9時半、NY連銀)、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数(午後11時)や、金融関係要人の講演等材料びっしりです。EU首脳会議(16日まで、ブリュッセル)も注目です。

 本日の日経平均予想レンジ 17700円―17850円。
昨日下げたので今日は大下げはないと思いますが、118円台の円高や46ドルの原油安、25日移動平均を割れたテクニカルを考えると、引き続き神経質な動きになりそうです。中小型個別株で。

2015.10.14 目先は。
おはようございます。
 13日のNY株。
 ダウは49.97ドル安の1万7081.89ドル、ナスダックは42.03ポイント安の4796.61ポイント。NYSE出来高は8億5740万株。
 この日発表された中国の9月の貿易統計は、輸入が前年同月比20・4%減の1452億ドル(約17・4兆円)と、大幅減少となりました。その結果、欧州やアジア株が下げ、それを受けて売り先行となりました。ダウが7連騰で860ドルも上昇していた為、利益確定の売りが出やすいタイミングでもありました。
 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が約30%の減益となりましたが、0.6%安と、意外に底固かったことで、全体株価の下支えとなった様です。7~9月期決算では、前評判が悪く、昨日書いた通り、バーはかなり下がっているようです。

 日本株。
 いくら金融相場の特徴と言っても、これだけネガティブな材料が出ると、株は上がる気がしませんね。中国の輸入は大幅減少で、特に日本からの輸入も前年同月比19%の減少となっています。旧正月連休の時期によって前年からの振れ幅が大きい1、2月を除くと、リーマン・ショックの2009年5月以来の数字です。その後発表になった日本の消費動向調査も40.7と、前回から1.1ポイント低下し、更に9月の工作機械受注も、前年同月比19.1%減でした。特に、補助金導入前で設備投資を控えた為、国内の受注額が27カ月ぶりに2.3%減となりました。中国が落ち着くまで待つしかないようです。その中国ですが、第18期党中央委員会第5回全体会議(5中全会)を今月26~29日の会期で開くことを決めました。落ち着くと言うか、落ち着かせると思います。
 
 株価が下がる時は、逆金融相場と逆業績相場の時です。今はどう考えてもその2つではありません。基本的に株は上がると思います。金融相場から業績相場への大きな流れの中で。その胆(きも)はしっかりさせておく必要がありますが、目先の動きはどうしても材料に左右されます。再エントリーのタイミングは株価そのものの水準で決まります。目先の高値を抜けた時です。悪材料続出で、どうしたら抜けるか?金融相場ですから需給で自然に抜けます。中小型株の需給は好転しています。

 しかし、為替120円を切って来て、原油も46ドル台で、
本日の日経平均予想レンジ 18000円―18200円 とちょっと厳しい。
注目は月例経済報告(国内)、今晩米小売売上高、ベージュブック。

おはようございます。
 週明け12日のNY株。
 ダウは47.37ドル高の1万7131.86ドル、ナスダックは8.17ポイント高の4838.64ポイント。NYSE出来高はコロンブスデーの為7億1460万株と低水準。新規の買い材料に乏しく、上値の重い展開でしたが、ダウは7日続伸となりました。
 7~9月期決算発表がいよいよ本格化します。市場では、主要500社の利益は4%台の減益が予想されていますので、数字を見ながらの神経質な展開になりそうです。しかし、期待されていない為、市場のバーはかなり下がっています。よほどひどい数字が出ない限り、市場に対する影響はニュートラル以上だと思います。企業業績の悪化はドル高に影響されています。悪い数字が出れば、ドル高になる利上げは益々出来なくなります。

 日本株。
 郵政3社の話題で賑わうでしょう。PBRや配当利回りから見て割安ですし、95%を個人割り当てという事で、上場後に機関投資家の買いが入る可能性大です。人気化するでしょう。マーケットに対しては当然プラス材料です。需給のマイナス面はほぼ織り込んだと思います。
 今日の予定は、9月の貸出・預金動向(午前8時50分、日銀)、9月14・15日の日銀金融政策決定会合議事要旨(午前8時50分)、9月の工作機械受注(午後3時、日工会)とありますが、マーケットへの影響度では、9月の中国貿易統計が注目です。
 為替120円、原油価格45ドルを基準に目先相場の強弱を見て行けば良いと思います。原油が少し弱含みです。

 本日の日経平均予想レンジ 1万8300円―1万8450円。

おはようございます。
 アメリカの利上げは無期延期の様相です。株価にとっては朗報ですが、それは景気が良くない証明でもあります。ISM製造業指数は階段を1段づつ降りる様に悪化しています。雇用統計は去年11月をピークに右肩下がりです。金融政策を決める2本の柱がこれでは、利上げは出来ません。筆者が「6月説有力」な段階より、利上げ無しを唱えて来たのは、この数字の流れを見ての事です。業績相場に移行すると思われたアメリカ株は金融相場に逆戻りをしようとしています。業績相場も金融相場も、株価は上がります。(下がる時は逆金融相場・逆業績相場)
 その狭間が波乱地帯です。しかし、業績相場は陽性の相場、金融相場は陰性の相場です。金融相場では陰湿な材料しか出ません。(それが買い材料ですが)早速今日の日経新聞のトップは、日本の「景気足踏み長引く」です。
 ただ、注意しなければならない、狭間の波乱の一つが、オイルマネーの行動です。今まで、産油国は、石油売却代金を国家財政に入れ、残りをせっせと他の資産に投資してきました。常にオイルマネーは買い方でした。今回サウジアラビアの資産売却が報道されましたが、原油価格45ドル前後で、年間産油売却代金と国家予算がほぼ同額になった事を意味します。今年の分は終わったと思いますが、来年以降、今の原油価格の45ドル前後が続くと来年も売るという事になります。アメリカとのシェールオイルをめぐるチキンレースは終ったので、少なくとも50ドル前後で安定すると思います。心配はないと思いますが、政府系ファンド(SWF)の規模は、サウジアラビアより、ノルウェー年金基金の方が大きく、アブダビ投資庁の資金はサウジアラビアの倍の規模ですので、今後の原油価格には注意が必要です。