おはようございます。
 早いもので、11月も終わり明日から師走です。しかも、今週は大変重要な1週間になりそうです。師走相場を決める重要なイベントが控えているからです。今年の投資成果に大きく影響しそうな1週間です。
 既にご存じの通り1つは、3日(木)のECBの定例理事会で、ドラギ総裁が追加緩和を強行するかです。そして、週末4日の11月の雇用統計に向けての米経済指標の数字にも注目が集まるところです。重要なのは数字もさることながら、株価の反応です。どこまで織り込んでいるか、開けて見なければ分からない部分が多々あります。
 強弱のマーケット指標を見ても、日経平均予想EPSは,一時の低下から復活し11月25日には1269.84円と史上最高になっていますが、裁定買い残は3兆5654億円(11/20現在)と1カ月で1兆円も積み上がっています。
 中国株の不安定さ復活も嫌なところです。その中国PMIが明日出ます。今日は日本の方で10月の鉱工業生産速報値が出ます。日銀黒田総裁の講演会と会見が名古屋であります。

 本日の日経平均予想レンジ 1万9750円―2万円。

おはようございます。
 昨日は、東京IPO個人投資家向けIRセミナー(東京IPO・松井証券主催 SBI証券協力)の基調演説を頼まれたので行ってきました。「負けない株の見つけ方」をテーマに、お金と株の量的関係、金融相場と業績相場の性格で今の位置を知る、いつもの持論を述べさせていただきました。外国人がこれから買って来る株主還元を増加させる企業が個別に上昇する、個人投資家好みの相場展開を予想しました。
 終わってから、会場の三菱ビルの玄関に出たら、東京駅の前という事もあって、大型バスが何台か止まっていて、広い歩道にたくさんの外国人旅行者がたむろしていました。外国人が日本へ来て1回で使うお金は15万円だそうです。日本国民一人あたりの年間消費金額は124万円です。外国人8人が1回だけ日本に来て頂いたら、日本人一人が1年間に使う金額と同額のお金を使ってくれます。これは考えたら大変な事です。人口減少・国内消費減速に直面する日本にとっては救世主です。インバウンド関連は息の長い人気になるような気がしました。
2015.11.28 来週の相場。
おはようございます。
 週末27日のNY株。
 ダウは14.90ドル安の1万7798.49ドル、ナスダックは11.38ポイント高の5127.52と、感謝祭明け短縮取引でまだ市場参加者は少なく、来週の雇用統計を控えている事もあり、方向感のないまちまちの動きでした。NYSE出来高も3億8839万株と超閑散でした。 ただ、ウォルト・ディズニーは、傘下のスポーツ専門チャンネルESPNの契約者が1年間で3.2%減少したことが嫌気されて3%安と売られていました。 
市場の注目は、本格スタートした年末商戦の行方です。今のところ前年より若干低調ではないかと言われています。

 日本株。
 少なくともタッチはすると思われた日経平均2万円は、あと5円ほどで届きませんでした。その理由については、昨日書いた、外国人投資家の都合がありますが、そのほかに、日経リンク債の攻防もあるようです。12月のメジャーSQまで2万円を付けたくない筋もあります。
 さて、2万円を付けるか付けないかと共に、その後どう動くかを決める重要な週が来週です。日本では30日(月)の10月鉱工業生産と12月1日7-9月法人企業統計が重要です。その日には中国の11月PMIも出ます。海外では12月1日11月米ISM製造業景況感、3日(木)にECBの定例理事会やFRBイエレン議長の議会証言、週末4日には11月の米雇用統計等重要イベントが盛り沢山です。雇用統計が最も重要ですが、その前のECB理事会での追加金融緩和があるかないかでマーケットは大きく動くかも知れません。年初1月22日のECB量的緩和スタートが、日経平均では1万7000円前後から4000円近い上昇の口火となった実績があるからです。マイナス金利実施で夢よ再びと考える投資家もいるでしょう。そうなる事を期待しますが、上海株の下げ、原油先物の動きは嫌なところです。
 短期的な無難な投資法としては、「ここは若干手をすかし、余裕を作ってマーケットを見る」でしょうか。昨日まで香港の投資家(日本株の)回りをしていた筆者の友人の話では、多くのヘッジファンドが、どっちに動いても良い様にしてあると言っていました。筆者の持論、今の日本株は長期で見たら「4合目」はまったく変わっていませんが。

 来週の日経平均予想レンジ 1万9700円―2万200円。

2015.11.27 今度こそ。
おはようございます。
 26日のNY株は感謝祭で休場です。欧州はでは、ユーロがドルに対して7カ月ぶり安値付近で推移、対円でも引き続き軟調です。ECBが来週、追加緩和に踏み切るとの見方が広がっている為です。ロンドンFTSE100は55.49ポイント高の6393.13ポイントで、3カ月ぶりの高値となりました。ユーロ圏内の短期金利も過去最低を更新しました。

 日本株。
 NY株休場ですが、ECB追加緩和の材料で欧州株が軒並み高の為、本日の日本株も週末ではありますが、強含みの展開が予想されます。手どころか、指を伸ばせば届く2万円ですが、先物はタッチしたのに現物指数が一気に抜けないのは、買い主体である外国人投資家筋がまだ、余り買えてないからです。出来ればこの水準でもっと仕込みたいと思って、煽るような買いを控えているからです。しかし、押し目待ちに押し目無しが相場の倣いです。今日はを2万円抜けざるを得ないのではないでしょうか。
 今日は寄り前に、10月の全国、11月の東京都区部消費者物価、10月の有効求人倍率、10月の家計調査が発表になります。また、10月の自動車大手8社生産・販売・輸出実績が、午前11時のスズキから順次出て来ます。どちらも、マーケットを壊すようなことは無いと思います。

 本日の日経平均予想レンジ 19950円―20050円。今度こそ本当に今日は2万円にタッチです。

おはようございます。
 25日のNY株。
 ダウは1.20ドル高の1万7813.39、ナスダックは13.33ポイント高の5116.14ポイント。感謝祭の祝日を控えて閑散商いとなる中、週間新規失業保険申請件数、10月耐久財受注、10月の個人消費、新築住宅販売件数が強弱まちまちの結果で、それを受けてのも揉みあいとなりました。

 日本株。
 昨日の日経平均は、2万円を前にしてのほぼ予想通りの揉みあいながら、筆者注目の銘柄を含む個別株の元気の良さを見ると、最近の投資家の資金的余裕が高まっている事を感じさせます。今日も基本的には昨日とほぼ同じでしょうが、122円近くまで行ったドル円は、7時10分現在122円73銭と戻していますし、海外株しっかりで、昨日より強い動きが予想されます。
 お伝えしたように、主流の外国人投資家はまだ買い終わっていません。この揉みあいで少しでも仕込みたいところでしょう。その外国人投資家が、ここで急に日本株を買い始めた理由が少しわかりました。政策期待や4か月のサイクルで買いの順番が来たという事もあるでしょうが、コーポレートガバナンスコードによる日本企業の変化を買うという事が大きいようです。機械的にコア30等を買っていた日本株をよく知らないファンドが、これからは企業ごとに選別して買ってきます。来週の野村のカンファレンスでは過去最大規模のファンド関係者が来日します。特に今まで日本に来たことの無い大物が来ると話題になっています。
 
 昨日2352エイジアの美濃社長とじっくり話す時間がありました。筆者から「私の分析では来年の今頃、御社の株は値嵩株(5千円、6千円)に育っているのではないかと感じます」と申し上げたら、「プレッシャーをかけないで下さい」と笑いながらも、否定はしませんでした。どんな良い商品でもそれを地道に売って行かなければ利益は発生しません。その辺をエイジア全社が知っていますので、投資家の期待に応えてくれる力は十分持っていると感じます。

 本日の日経平均予想レンジ 19850円―19950円。

おはようございます。
 24日のNY株。
 ダウは19.51ドル高の1万7812.19ドル、ナスダックは0.33ポイント高の5102.81ポイント。NYSE出来高は9億1590万株。
 注目のティファニー8~10月期決算は市場予想を下回り、年末商戦に対する懸念が出ました。11月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数の大幅低下や、トルコ軍機がロシア軍機を撃墜した地政学的リスクも広がり、終日弱含みの展開でした。しかし、中東産油国の原油供給に悪影響が出るとして原油先物価格が上昇すると、ダウは買い戻されプラス圏で引けました。ティファニーも逆に3.7%高となりました。

 日本株。
 日経平均2万円は目の前ですが、今日の政府TPP対策大綱決定(何時に出るか分かりません)、明日の1億総活躍国民会議緊急対策とりまとめを前にして、若干様子見です。直前の3000円上げに対する警戒感は当然で、騰落レシオ、移動平均かい離率、だんだん積み上がる裁定買い残(今月16億株から22億5000万株に増加)等、注意シグナルもあります。反面、この上昇の原動力海外ファンドはまだ3分の1も買い切れていないとも言われています。ここは静かに、ゆっくり出遅れ個別株を仕込んで待つ所ではないでしょうか。今日の日証新聞では23日講演会銘柄のメディシノバを紹介しました。また、アベノミクスの本命2749JPHDなどどうでしょうか。
今晩のアメリカは引き続き忙しく重要指標が出ます。週間新規失業保険申請件数、耐久財受注,、0月の新築住宅販売、11月のミシガン大消費者景況感指数確定値です。

 本日の日経平均予想レンジ 19800円―19950円。昨日と同じです。

おはようございます。
 週明け23日のNY株。
 ダウは31.13ドル安の1万7792.68ドル、ナスダックは2.44ポイント安の5102.48ポイント。26日(木)の感謝祭を前に、手控えムードでした。前週の上昇を受けた利益確定の売りも散見されました。

 日本株。
 欧州株買われ、CME日経平均先物が一時2万円を突破し、為替が123円に戻したときには、連休明けの日本株は、一気に2万円から始まるかとも思われましたが、すべて行ってこいで落ち着いてしまいました。本日は2万円を意識しながらの、微妙な展開の1日になると思われます。

 さて、昨日のラジオNIKKEIの東京IRセミナー&株式講演会は大盛況でした。ご出席の投資家の皆さん有難うございました。和島氏との60分の対談講演でしたが、通常筆者の講演は、60分から90分、和島氏は120分用の資料を用意してきました。当然時間が足りず、忙しい感じになりましたが、言いたいことは言いました。株価の位置は、中国2合目、日欧4合目、アメリカ6合目と絵を使って説明しました。今の日本は金融相場なので、おカネの量(M2)と時価総額の関係を、グラフを使って説明しました。銘柄紹介は時間が無かったので、直前第3部でIRしたメディシノバと日本精密、エイジアの3銘柄でした。
 来年は、個人投資家優位の個別株相場が来ると申し上げました。理由は、TPP項目の中に、投信関係のコスト高が入っているからです。販売手数料もさることながら、信託報酬の高さも指摘されています。ノーロード(手数料なし)投信に入る信託報酬のキックバックも期待されません。投信販売では証券会社は食っていけ無い事になります。証券各社が今、ラップ口座に力を入れているのはその備えです。証券会社は今後より一層個別株に力を入れざるを得ないと思います。(これは筆者の先走り感もありますのでそのつもりで)
 本日の日経平均予想レンジ 19800円-19950円。
2015.11.23 来年の相場。
おはようございます。
 この時期は新年号の原稿を入れる時期です。早速投資手帖の締め切りが迫っていますので、参考の為に同紙に書かれた去年の原稿を見て見ました。「金融相場が続く中で、業績相場をうかがう1年」として、「新年からジリ高で、日経平均高値は5月の18500円、9月に18000円まで調整して再びジリ高」と言うものでした。実際はご存じの通り、外人投資家の極端な投資行動の為、高値が2000円行き過ぎ、調整安も1000円深くなりましたが、自分としてはおおむね相場を捕えたと思っています。
 来年もほぼ同じに考えています。「金融相場継続」「円安次第では業績相場を狙う」は同じです。「年初からジリ高で5-6月高値、9月調整、年末戻す」も同じです。ただ来年は高値25000円としました。
去年のこの原稿での新年有望銘柄は、夢真HD,ファナック、ナブテスコ、サイバーダイン、日本精密、メディシノバでした。夢真は前半大きな利益が上がりましたが、後半吐き出して±ゼロ。ファナックは5月に利食い、9月に買い戻せば大きな利益が出ました。ナブテスコは期待外れ、前半の上げより後半の下げが大きい。サイバーダインは1年間全くダメでしたが、ようやく年初のレベルに戻り、生き返ってきた感じです。現実が期待に追いついてきた来年は楽しみです。日本精密は静かに水準を上げそれなりに利益を与えてくれましたが、本当の価値は来年現れる感じです。メディシノバも前半の上げ下げでかなり儲けた方が多いと思いますが、後半芳しくありませんでした。しかし、これも最近動き出し今年前半の感じを取り戻しつつあります。今年は、どちらかと言うと個別株受難の1年でした。外国人投資家次第で、先物・主力株中心の展開だったからです。しかし、来年は個別株が巻き返すと思っています。そうなる大きな理由があります。それは・・? 
 今日はラジオNIKKEIの東京IRセミナーです。そこで話すかもしれません。申し訳ありませんが、定員300人で締め切り済です。筆者の友人も抽選漏れになりました。

おはようございます。
 24日(火)に、あまり話題になっていませんが、リニア体験乗車会があります。ご存じのようにリニア新幹線は2020年以降のメインイベントです。しかも並行して在来新幹線の大補修事業が始まります。
 次世代の「夢の超特急」、リニア中央新幹線は、2027年に東京(品川)―名古屋間が開業し、45年には大阪まで延びる予定です。名古屋や大阪までは今の東海道新幹線で十分なのに、何で苦労してつくる必要はあるのかと言う議論があります。技術の進歩の象徴である次世代の「夢の超特急」と言う意味合いもありますが、実は、その東海道新幹線の為に作っているのが主な目的なのです。災害への備えがいちばん大きな目的で、地震などで東海道新幹線が使えなくなった時の補完交通システムと言う位置づけです。しかし、災害が来なくてももっと重要な仕事がリニア新幹線にはあるのです。
 東海道新幹線は1964年の東京オリンピックに合わせて開業しましたので、もう50年以上たっています。日々のメンテナンスで大きな事故もなくここまで来ましたが、さすがに年には勝てません。橋やトンネルで70年と言われる耐久年数が迫っています。まだ20年あると思ったら大間違いで、耐久年数が来たら総とっかえをしなければならず、大変な時間がかかります。工事の為1年間新幹線をストップしますなどという事はあり得ません。そこで耐久年数が来る前に大規模な補修をしなければなりません。それでも、新幹線の輸送力は落ちます。その補完交通機関がリニア新幹線です。開業が2027年ですから、オリンピック後のメイン事業です。
JR東海がすべて負担する建設費用は9兆円の予定ですが、当然オーバーすると思います。
 インバウンド関連銘柄の人気が、繰り返し何度も盛り上がっています。リニア新幹線銘柄人気もそれ以上に、何度も何度も投資家に利益を与えてくれると思います。とりあえず2027年まで付き合えるリニア関連銘柄は、ゼネコンだけでなく、広い意味で100社はくだらないと思います。今買っておいて、折に触れて儲けましょう。

2015.11.21 来週の相場。
おはようございます。
 週末20日のNY株。
 ダウは91.06ドル高の1万7823.81ドル、ナスダックは31.28ポイント高の5104.92ポイント。NYSE出来高は9億7648万株。
 市場では、12月に利上げがあっても、それはゼロ金利の解除であって、緩和的金融政策の変更ではない、ゼロ金利は緩和的金融政策の1つの手段であって、それが変更されても流れが変わるわけでは無い、来年以降の利上げのペースは極めて緩やかになるだろうとして、金融政策をめぐる不透明感は安心感に変わりつつあります。本日においては、ダウ銘柄のナイキが、増配と自社株買い、株式分割の株主還元策を発表し5.5%高となってダウを押し上げました。

 日本株。
 日経平均は、2万円乗せに失敗し、日銀政策決定会合現状維持(追加緩和無し)、円高、更に3連休前の週末と、悪材料が重なったにもかかわらず強い動きを示しました。外国人投資家の買いが本格化して来た為です。外国人投資家は、6月から9月までの4か月間で、現物先物合わせて8兆2453億円売り越しましたが、10月5381億円、11月第2週までで9459億円の買い越に転じています。政策期待を含め、世界の中での相対的優位性を日本株に求めて来たと思われます。これは今後本格化すると思います。
 
 更に、ここへ来て途轍もなく大きな材料が飛び出しました。金融庁が「上場株式等の相続税評価の見直し」と言う来年度の税制改正要望をまとめた事です。ご存じの通り、土地は公示価格の80%評価ですが、株式を相続した場合、時価100%で評価されます。この事は以前から毎年、証券界の改正要望として出されていましたが、金持ち優遇として相手にされず、最近では期待せず惰性的に出している要望でした。しかし、今回は「金融庁」の要望です。しかも、税率は70%を要望しています。日経新聞でも解説していましたが、今後2030年まで1千兆円が相続される予測です。相続税対策としては賃貸マンションの購入が良く聞く話ですが、もし、「相続税対策は株式で」となったら、株式市場にとっては景色が変わります。株式市場の期待勢力アベクロ(安倍首相・黒田日銀総裁)ラインに、金融庁が加わっただけで既に景色が変わったと筆者には感じられますが。「アベクロキントリオ」と命名します。
 来週の予定表を見ると、国内では週末のCPI等景気指標、海外どっさりですが、国内で重要なイベントが3つあります。24(火)リニア体験乗車、25日(水)政府TPP対策大綱決定、26日(木)1億総活躍国民会議緊急対策とりまとめの3つです。リニアは2020年以降のメインイベントです。しかも並行して在来(?)新幹線の大補修事業が始まります。そんなことが話題になると面白いと思っています(まだ早いか)。TPP大綱や1億総活躍国民会議緊急対策が市場に評価されれば、一気に2万円を超えて、年初来高値を意識する展開もあり得ます。

来週の日経平均予想レンジ 19750円―20250円。