おはようございます。
 本日の日本株は、先週末のダウ367ドル安の不安があると思いますが、19日のブログに書いた通り、「原油安とそれに起因するハイイールド債に対する警戒感と、クリスマス休暇前の手じまい売りをSQにぶつけた事」が下落原因だったと思いますので、売り先行で始まるとしても、午前中で織り込み、後はイベント後の仕切り直しという事になると思います。
 ただ、週央に祝日を挟み、外国人投資家の大半はクリスマス休暇で参加しないため、市場はオフモードです。
ある意味、閑散ながら、個人投資家だけのすっきりしたマーケットになるかも知れません。本日を含めて3日連続で2銘柄づつのIPOがあります。そのため、注目は、材料株や中小型株になると思います。日本郵政も、TOPIX組み入れで賑わうかも知れません。また、週末の混乱の元になった日銀の「補完」政策で、JPX400が注目されるので、構成銘柄の1部が賑わうかもしれません。
 原油と為替が引き続き波乱要因です。為替は7時現在121円前半ですが、120円台になったり、逆に122円台に戻ったりしすると、場中でも株価は動きます。
今日の材料は、午後発表の全国スーパー売上高位です。

 本日の日経平均予想レンジ 18750円―18900円。

おはようございます。
 先週末のストックボイス忘年会に出席しました。現在日経CNBCコメンテーターである筆者としては、競合番組ではありますが、日経CNBCをお引き受けする条件として、今までお世話になったテレビ、ラジオ、雑誌等との関係を断たないという事を了解して頂いていますので、週1回10分ほどの電話ゲストですが、東京MXテレビの看板番組でもあるストックボイスのコーナーに出演しています。ストックボイスの岩本副社長にはこのブログを見て頂いています。たくさんの方が出席していて有意義な交流が出来ました。
 武者リサーチの武者さんのスピーチをお聞きしました。高名で評判の方なので、昔から存在はよく存じ上げていましたが、実は直接スピーチを聞くのは初めてでした。日経平均4万円になっても何の問題もないと言う強気のお話でした。筆者も能天気な強気論で批判を浴びるのはしょっちゅうですが、この日の様な話し方で氏の考えをリリースしていたら、かなり反発もあるなと感じました。強気派の筆者としては、氏が当たり屋の筆頭になる事を期待しますが。
 強気論者より弱気論者の方が緻密な勉強をしている様に見えるから不思議ですね。さしずめ筆者などはかなり粗雑な奴と考えられているかもしれません。まさか武者氏に対してそんなふうに見る方は少ないと思いますので、氏には、もっと緻密な表現の強気論を期待しています。1回だけの酒の席のスピーチを聞いての感想ですのでお許しください。
2015.12.19 来週の相場。
おはようございます。
 18日のNY株。
 ダウは367.39ドル安の1万7128.45ドル、ナスダックは79.47ポイント安の4923.08ドル。NYSE出来高は25億4291万株と多くなっていますが、第3金曜日のSQの為です。
 この日の大幅安は、原油安とそれに起因するハイイールド債に対する警戒感が強まった事と、クリスマス休暇前の手じまい売りをSQにぶつけた事が大きな下落原因だったと思います。
 今週は、利上げと言う最近経験した事の無いFOMCイベントを挟んで、激しい攻防戦となりましたが、利上げについては、今年初めからさんざん議論されてきたことで、昨日書いたように、金融政策についてはかなり「透明」になったと思います。
 しかし、機関投資家の間では、ここにきて原油安への懸念が増しています。これだけの原油安を想定していなかったからです。

 日本株。
 昨日は、日経CNBC昼エクスプレスの本番中に、日銀の「緩和補完」の政策でバタバタになり、投資家の皆様には申し訳ありませんでしたが、とても面白くわくわくする時間となりました。第1報は、若干誤報に近い「現状維持」でした。日銀側が「追加緩和」ではないと言う見解だったので、では「現状維持」だとなって、秒単位の競争をしていたメディアのどこかが、「現状維持」をスクープし、各社がそれに追随したのが第1報でした。ところがその直後、「3000億円6対3」と同時に「緩和を補完」と伝わって現場は混乱しました。高速システム売買は、「日銀動く」で一気に走り、あっと言う間に12時55分19869円08銭の高値を付けました。その後「補完」ってなんだという疑問で、先物に売りが出たら、今度は売りシステムが稼働して、高値から一気の900円安。一般投資家は唖然と見ているしかありませんでした。良い子の皆様には関係ありませんが、逆指値を使ってトレードしている方も、あまりの速さに追いつかず、しっかり損を出してしまったそうです。
 とにかく、2大イベントは終わりました。来週から落ち着くと思います。米SQ前で決着がつくと思い、1日待つことを提案しましたが、もう1日必要だった様です。来週の外国人投資家はもうほとんどがクリスマス休暇で市場に居ません。(休まないごく少数の方が、品薄状態で悪さをするかもしれませんが)

 来週の日経平均予想レンジ 18500円―19200円。


おはようございます。
 17日のNY株。
 ダウは253.25ドル安の1万7495.84ドル、ナスダックは68.58ポイント安の5002.55ポイント。NYSE出来高は9億6010万株。
 不透明だった前日のマーケットは、FRBがゼロ金利政策を解除し、追加利上げには慎重と言うほぼ予想通りの答えとなった安心感からダウは224ドル高となりましたが、この日は利益確定売りに押されました。原油先物価格が、再び35ドルを割り込んだことが大きな理由です。前日時間切れで消化しきれなかったポジションの調整もあったと思います。

 日本株。
 FOMC前に積み上がっていた左右両陣営のポジションは、前日と合わせてほぼ調整が終わったと思います。1日待った甲斐がありました。253ドル安というのは、未消化分と原油35ドル割れと言う材料に対しては強い動きだったと感じます。少なくとも原油を除いて、今後のFOMCの姿はほぼ「透明」(筆者観)になりました。
 原油安は株式市場にとって予想以上のネガティブ要因になっていますので、元旦2万円でスタートすると描いた、2016年の筆者の相場見通しは、最初から少し外れそうですが、原油安は日本経済・企業業績にとって大きなポジティブ要因です。しかも、2017年4月の消費税増税に対応する政策がガンガン出る1年でありますし、日銀の異次元緩和は加速します。来年の日経平均高値2万5000円予想は、1日待った昨日のアメリカ株の動きを見て、筆者の気持ちを更に強くしました。
 さて本日は、皆さん忘れていませんか、日銀政策決定会合最終日です。黒田日銀総裁会見(午後3時半)も注目されます。異次元総裁の本領発揮を期待します。
何もなくて売られたら、喜んで突込み買いで良いでしょう。勿論個別株対応で。

 本日の日経平均予想レンジ 19100円―19300円。

2015.12.17 もう1日。
おはようございます。
 16日のNY株。
 ダウは224.18ドル高の1万7749.09ドル、ナスダックは75.77ポイント高の5071.13ポイント。NYSE出来高は10億0307万株。
世界の投資家が固唾を飲んで注目していたFOMCの結果は予想通りの結果となった。また、FRB9年半ぶりの利上げ(FF金利の誘導目標を0.25%引き上げる)と、今後の利上げペースが緩やかとの示唆に対する株価の反応も、発表直後は激しく売り買いされましたが、次第に買いが優勢となって、ほぼ予想通り「安心感」が広がり、結局ダウは3日続伸でこの間の上げ幅は484ドルになりました。大波乱も予想されましたが、すべてが予想通りで、ある意味拍子抜けの結果です。
 しかし、原油安は続いており、為替も122円台前半で、直前売り過ぎた分を若干買い戻した程度です。現場では、「ダウ1万8000ドルは簡単には取れない環境」と言うと認識が払しょくされていません。

 日本株。
 一昨日は、ダウ100ドル高への答えが317円安、昨日それほど変わらない156ドル高へは484円高で答えた日本株、どちらが正しいのでしょうか。今日の、「不透明感が払しょくされた224ドル高」にはどう反応するでしょうか。CME日経平均先物が19300円どころで帰って来ましたので、買い先行で始まるとは思いますが、買われた後は動けないと思います。
 「FOMC後は緩やかなドル高円安の元、来年の日経平均は5-6月に25000円を目指す」と言う筆者の能天気な強気論の芽吹きは、もう1日NYの動きを見たいと思います。

 本日の日経平均予想レンジ 19200円―19400円。

おはようございます。
 15日のNY株。
 ダウは156.41ドル高の1万7524.91ドル、ナスダックは43.13ポイント高の4995.36ポイント。NYSE出来高は9億7523万株。
 元凶の原油価格が落ちついた為、株は買戻しです。原油価格に一喜一憂は変わりません。また、不安感が台頭しているハイイールド債も、小康状態となっています。ただ、投資家の警戒感が和らいだわけではなく、FOMC前の売りポジションの手じまいに過ぎないと言う説もあります。しかし逆に言うと、FOMC前に2日で260ドル戻った事も事実です。

 日本株。
 昨日は、ダウ100ドル高への反応が、日経平均300円安でした。いくら先行き不透明だと言ってもちょっと神経質すぎやしませんかと言ったところです。今日は、為替も121円台半ば以上に戻っていますので、昨日の買い戻しを含めて300円高の可能性があります。何とも忙しい事です。
 相場が不透明だと、投資家は当然、「イケイケ」よりは「慎重」になります。ポジションは調整気味になり、資金を若干引き上げる事もあるでしょう。不透明感が晴れたら、資金は戻って来ますから、今回の超不透明FOMCイベントが終わったら、マーケットの反応が瞬間どうなろうとも、その後は高いと考えるのが順当でしょう。筆者もそれを期待します。
 利上げ確率79%、その後3月に0.25%示唆の再利上げガイダンスが今おおむねの予想ですが、「FOMC利上げ無し、為替一気に115円、日銀大規模追加緩和」が起こる確率は、テールリスクが起こる確率に比べれば桁違いに高い確率です。
 あり得ない事が起き事をテールリスクと言いますが、実はテールリスクは意外に何度も起こっています。突然の政権交代や戦争・紛争、大規模なテロ、金融システムを揺るがす債務危機や巨額損失事件、企業の不正・偽装、地震やハリケーン等の自然災害などです。それに比べれば、利上げ無し確率は21%ですからとても高い確率と言えます。利上げが無かったらマーケットはどう動くでしょうか。為替は。
 はっきりした直後の反応は分からなくても、その後は資金が戻って来るのですから、下がっていれば喜んで買えば良いし、上がったら、買っておくべきだったと少し反省すれば良いだけです。予想屋としては情けないですが、やはりここはFOMCが終わってから行動した方が良いと思います。

 本日の日経平均予想レンジ 18750円―18900円。

おはようございます。
 14日のNY株。
 ダウは103.29ドル高の1万7368.50ドル、ナスダックは18.76ポイント高の4952.23ポイント。
午前中は、引き続きジャンク債市場の混乱や原油安で売り先行となり、ダウは一時100ドル以上下げる場面もありましたが、午後になって原油価格が反転すると、買い戻しが入り、折り返す形の100ドル高となりました。原油価格に一喜一憂です。FOMC前の様子見ムードも引き続きです。

 日本株。
 昨日は、一時75日移動平均(18736円)を割れた為、代表的移動平均をすべて下回りました。これにより、相場が壊れたと認識され18611円まで600円を超す下げとなりました。しかし、売り終わった後は、土曜日に出た中国の指標や朝の日銀短観の数字を見て冷静になり、300円の下ひげを出して引け、ひとまず下値に届いたかの感があります。
 しかしまだ原油安は続き、FOMC後のアメリカ株やドルの動きがさっぱりわからない状態で、不安感が増しています。ふつうこんな場面には、一般投資家は、手元はしこり、大きな損失を抱えた状態で直面するものです。ところが今回は、今年前半の利益を、9月の急落でかなり吐き出したとはいえ、その後の4000円高で取戻し、しかも、戻った段階で明確な先高観が無かった為、利益確定の後、高値で買っていないのです。(筆者取材の平均的投資家)
 筆者は、「余裕も持って様子を見ましょう」と言いましたが、「そんな余裕なんか無い」となるのが普通です。ところが今回は、筆者が言うまでもなく、多くの投資家は余裕があります。喜んで、税金対策の損出しクロスに励んでいる方も居ます。
 相場は常に不透明ですが、今回の様な不透明感は筆者の経験でもトップクラスです。でも、更に経験で言えば、「結果は意外に穏やかになる」です。

 本日の日経平均予想レンジ 18750円―18950円。

おはようございます。
 FOMCを前にして、止まらない原油安、株安に見舞われ、リスクオフ状態になっています。そうしたなか、ハイイールド債市場の波乱が起こり、株式市場も不透明感を増しています。

 本日は、日銀が企業短期経済観測調査(短観、12月調査)を公表します。17、18日の金融政策決定会合に影響を与える重要なイベントですが、よほどのサプライズが無い限り、金融政策現状維持が決まる見通しです。黒田総裁会見では、マーケットフレンドリーな発言となると思いますので、波乱要因にはなり難く、株価が大きく動くとすれば、FOMCしかないと言った日本マーケットです。

 日経平均は、既に25日、200日移動平均を下回り、総合かい離は10日からマイナスになっていますが、今日の下げで、最後の砦75日線(本日推定18735円)をも下回るかも知れません。厳しい展開ですが、船の方向さえ見誤らなければ、目的の港に着けます。この嵐は、余裕を持って通過しましょう。

 本日の日経平均予想レンジ 18550円―18800円。

おはようございます。
 明日は売り先行でスタートすると思われる日本株、日経レバを売りから入ってトレードして儲けようと思っている方も多いと思います。最近は圧倒的な出来高で、市場トレードの中心になった日経レバETFは、その使いやすさで人気を集めています。しかし、商品としての欠陥もあります。ニッセイ基礎研究所がレポートを出しましたので、それを参考にご説明します。
 これほど人気となった日経レバの基本的な仕組みは極めてシンプルで、運用会社は日々の取引終了時点で投信残高(純資産額)の2倍に相当する日経平均先物の買いポジションを保有するようにします。例えば純資産が100億円なら想定元本が約200億円となるように先物の保有枚数を調整し、翌営業日の値動きが日経平均の約2倍となるようにしています。しかし、実際は長期で見ると2倍の値上がりはしていません。なぜか?
 純資産100億円で200億円相当の先物を買い持ちしている時、10%値上がりすると先物も10%値上がりして20億円の利益が出て純資産が120億円になります。このとき先物は220億円分を保有していますが、翌日も「2倍の騰落率」を維持するためには20億円分の先物を買い増しして240億円にする必要があります。反対に10%値下がりすると先物で20億円の損失が出ますので、純資産は80億円になり、先物は180億円保有しているので、純資産80億円の2倍の160億円にするため20億円分を売却しなければなりません。
 つまり、レバレッジ型ETFは「上がったら買い、下がったら売る」という順ばり戦略を自動的に繰り返している事になります。順ばり戦略は株価が一本調子に動くときは有効ですが、現実の株価は上下動を繰り返しながら推移します。そのためこの投資行動は結果的に「下手な売買」になりがちです。
 ちょっと言い過ぎですが、この商品は、投資家のニーズに答えようとする為、下手な売買を繰り返しながら、少しずつ純資産を減らしている商品という事が出来ます。しかし、超短期の投機性商品だということを理解したうえで上手に利用すれば非常に便利なツールです。筆者は、資産をヘッジするという事に慣れない普通の投資家が、この商品を売る事によって簡単にヘッジファンドの様な運用レベルになる魔法の商品と思って、空売りを勧めています。
くれぐれも「NISA口座で5年間持ち続け」という使い方はおやめください。
明日から1570日経レバを売りたくなった?相場観とは別ですから、そちらもくれぐれもです。

2015.12.12 来週の相場。
おはようございます。
 週末11日のNY株。
 ダウは309.54ドル安の1万7265.21ドル、ナスダックは111.70ポイント安の4933.47ポイントと大幅な下げとなりました。NYSE出来高は10億2327万株。
 国際エネルギー機関(IEA)が月報で、市場の供給過剰状態が続くとの見通しを出したことで、原油先物が下げ止まりません。WTIは6日続落で36ドルをも割って来ました。4日連続で6年10カ月ぶりの安値を更新中です。
 また、投資会社サード・アベニュー・マネジメント傘下の高利回り(ジャンク)社債ファンド「サード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンド」 TFCIX.Oが実質的な破綻状態に陥った事も嫌気されました。今後清算の方向で、投資家からの解約受付を停止しました。米国のミューチュアル・ファンドの破綻規模としては、2008年の金融危機時のプライマリー・リザーブ・ファンド以降で最大となります(ボストン発ロイター)。

 日本株。
 来週は、週初日銀短観、週末政策決定会合と日本における本来なら非常に重要なイベントがありますが、材料としては影が薄く、マーケットは、原油価格と米FOMC一色です。ゼロ金利解除後の2016年の利上げペースに注目が集まっていますが、ガイダンスが、9月時点に示された年4回の利上げペースのまま据え置かれれば、材料織り込み済みでひとまずドル高が終わり、まして、2回目の利上げ時期が示されなければ、急激なドルの巻き戻しで大幅安(円高)となるのではと不安視する向きが増えている様です。既にそれを予測する感じで、円ドルは120円台に入って来ました。黒田ゾーン(120円―125円)を離れたら「気崩れ」が起きそうです。1
 中央銀行の重要な金利政策が、2回目の利上げ見通しが立たない内に、1回目を決行するなどということなどあり得ないと筆者は思いますし、そのしっかりしたガイダンスがFOMC後に株高となると思っています。しかし、原油安と積み上がった投機筋のドル買い残高が、株価にどれだけ織り込まれているか不透明で、先行き不安に拍車をかけています。
 こういう時は、冷静に落ち着きを待って行動した方が賢明です。幸い、筆者の取材(ファンドや個人)では、最近の個別株の値上がりでかなり投資家に余裕が出来ているようです。個別株で利確した為、強気なのにいつの間にか手元キャッシュが増えていると言う話も聞きます。それで良いと思います。

 来週の日経平均予想レンジ 18500円―19500円。波乱の1週間になりそうです。