2016.09.30 5対3対2.
おはようございます。
 29日のNY株。
 ダウは195.79ドル安の1万8143.45ドル、ナスダックは49.40ポイント安の5269.15ポイントと大幅反落。NYSE出来高は10億0075万株。
 原油先物価格は47ドル台を維持していましたが、前日のOPEC非公式会合が「臨時総会」に格上げされた上での生産量制限合意ながら、その実効性はまだ信じられず、サプライズ後のこの日は株価への影響は限定的になりました。
 4~6月期の実質GDP確定値は市場予想を上回りましたが、積極的な買い材料にはなりませんでした。
NY相場を大きく動かしたのは、ブルームバーグ通信が昼すぎに出したニュースでした。ドイツ銀行に資金を預けているヘッジファンド約10社が一部資金を引き揚げているとの事で、金融株を中心に売りが出て、ダウは一時247ドル安までありました。

 日本株。
 権利付最終日27日の相場環境の中での日経平均139円高は意外でした。権利落ち28日の218円安は当日の環境と落ち分を考えるとほぼ予想通りでした。昨日29日の228円高は再び意外な強さでした。権利落ちを1日で埋めたら相場は強い(上昇する)と良く言われます。今回は1日で埋める事は出来ませんでしたが、28日を前場、29日を後場と考えると、1日で権利落ちを埋め10円高になった計算になります。
 中々脱出できなかった100円台が、原油高によって簡単に101円台になり、相場の流れから言うと、今日あたりから面白い10月相場が想像出来たのですが、ドイツ銀行の経営不安説が更に大きく影を落とし始めました。リーマンショック時代の住宅ローン担保証券の不正販売に関わったとして、アメリカ司法省から140億ドル(約1兆4300億円)にのぼる巨額の制裁金の支払いを求められた事が発端ですが、近年ドイツの中国接近の急先鋒として、中国進出企業に多額の貸し込みがあって、その不良債権化も不安視されています。ファンドの件のように今後のメディアの報道には注意が必要です。
 マザーズIPOラッシュの今週でしたが、昨日のシンクロ・フード(3963)も人気で、これで4銘柄すべて大きな人気になった事になります。今日もマザーズにG-FACTORY(3474)が上場します。公開株数が少ないのでどうなるでしょうか。
 とにかく個別株です。昨日の日経CNBC「平野憲一投資道場」で、5対3対2の法則を紹介しました。株価は、5企業価値、3需給、2人気で構成されていると言う見方です。筆者銘柄において、企業価値は深掘りしていますので自信がありますが、需給と人気は変動します。低迷していた需給と人気が好転しつつありますので、期待しています。

 本日の日経平均予想レンジ 16450円―16600円。
おはようございます。 
 28日のNY株。
 ダウは110.94ドル高の1万8339.24ドル、ナスダックは12.84ポイント高の5318.55ポイントと続伸。NYSE出来高は9億2569万株。
 原油在庫統計が市場予想より減少し、供給過剰感が後退したところへ、合意困難と思われていたアルジェリアでのOPEC非公式会合で、産油量上限でおおむね合意され、原油相場が一時6%超上昇した為、株も追随して買われる展開となりました。
 FOMCや大統領選討論会と言うビックイベントを終え、次のイベント(10月7日の雇用統計や9日の第2回候補者討論会)までの間は、景気指標や企業業績を評価した小動きになる可能性がありますが、原油価格は重要な材料になって行くと思われます。

 日本株。
 昨日の日経平均218円安は、配当落ち115円(推定)を引くと実質103円安で、前日の139円高に対しては微妙な感じの動きでした。2日続けての意外高をチョット期待して見ましたが、そう甘くは無いですね。でも欧州金融不安の中で為替が100円台から脱却できない不安定な状況下では、下値の強さは感じられます。日銀ETF買いもしっかり入っていました。
 今日は原油高もあって買い先行で始まるでしょうが、買い一順後は個別物色の展開に戻るでしょう。
1413桧家HDがいよいよ新展開です。また10月からのTOPIX中心の日銀ETF買いで有利になる東証1部中小型株でわが銘柄とダブるものが7,8銘柄ありますが、6298ワイエイシイ、8061西華産業等はひとまず有利な展開になると思います。

 本日の日経平均予想レンジ 16500円―16600円。

 今日の予定
9月上旬の貿易統計(午前8時50分)
週間対外対内証券売買契約(午前8時50分)
2年利付債(10月債)入札(午前10時半、結果は午後0時45分、第2非価格競争入札結果は午後3時15分)
全国証券大会(午後3時)◇黒田日銀総裁あいさつ(午後3時35分)
上場=シンクロ・フード<3963>がマザーズ
参院本会議で各党代表質問
9月の独雇用統計(午後5時)
プラートECB専任理事講演(午後6時)
9月のユーロ圏景況感指数(欧州委)
4~6月期の米GDP確定値(午後9時半)
4~6月期の米企業利益確定値(午後9時半)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半)
パウエルFRB理事講演(午後11時)
EIA週間天然ガス在庫(午後11時半)
イエレンFRB議長がカンザスシティー連銀主催の銀行フォーラムで講演(30日午前5時)
決算=ペプシコ
おはようございます。
 27日のNY株。
 ダウは133.47ドル高の1万8228.30ドル、ナスダックは48.22ポイント高の5305.71ポイントと反発。NYSE出来高は8億4994万株。
 ドイツ銀行の経営不安で欧州株が引き続き軟調で、NYも売り先行で始まりましたが、大統領選の第1回テレビ討論会でクリントン氏が圧倒的に優勢だったとメディアが報じると、買い安心感が広がりました。また、コンファレンス・ボード9月の消費者景気信頼感指数が市場予想を上回る大幅な伸びを記録した為、消費関連株を中心に買いが入り、ダウはプラスとなりました。しかし、前日買い戻された原油先物がこの日は再び売られた為、株価は伸びを欠きました。ハイテク株は買い戻されてダウには支援となりました。

 日本株。
 為替が100円台になったままで、昨日は一気の円高も考えられ、日経平均は2ケタマイナスで始まりましたが、テレビ討論で心配されたクリントン氏の健康問題が表面化せず互角の戦いが展開しているのを見て、徐々に株式市場は冷静さを取り戻しました。
 討論会後半ではクリントン氏優勢となり、買い戻しが入り始め、日経平均引けは逆に2ケタ高と、予想外の強さでした。
本日権利落ちで、何もなくても日経平均は推定115円前後下がります。原油が売られ、為替も100円前半と、NY株高以外の環境はあまり良くありません。
 相場は相場に聞けと言われます。予想外の動きがあった時はその方向に内在している何かがあると考えられます。今日もし連続して予想外の展開で日経平均プラスで引けたら、「何かが変わってきた」となると思います。勿論、昨日の予想外の強さを帳消しにするような、予想外の下げも考えられます。従って今日は、このところが最大の注目点です。
 その株価に影響すると思われる今日の予定は、
8月の自動車大手8社生産・販売・輸出(午前11時=富士重<7270>、スズキ<7269>、ダイハツ、午前11時半=マツダ<7261>、午後1時半=トヨタ<7203>、日産自<7201>、三菱自<7211>、午後2時=ホンダ<7267>)
進藤鉄連会長会見(午後1時)
8月の民生用電子機器国内出荷(午後2時)
参院本会議で各党代表質問▽衆院本会議で各党代表質問
東京都議会開会=小池知事が所信表明
8月の米耐久財受注(午後9時半)
ドラギECB総裁が討論会出席(午後10時半、ベルリン)
イエレンFRB議長が下院金融サービス委で証言(午後11時)
EIA週間原油在庫(午後11時半)
国際エネルギーフォーラム最終日(アルジェリア)

 本日の日経平均予想レンジ 16450円―16650円。
おはようございます。
 週明け26日のNY株。
 ダウは166.62ドル安の1万8094.83ドル、ナスダックは48.26ポイント安の5257.49ポイントと大幅続落です。NYSE出来高は7億9714万株。フランクフルト市場で、経営不安が再燃したドイツ銀行が7%超急落し過去最安値を付けました。欧州株安を受けてNYも金融株中心に売り先行となりました。大統領選候補者による第1回テレビ討論会を控えて動きが取れない中で、原油価格反発も材料にはなりませんでした。 

 日本株。
 昨日の日本株は、材料過多で逆に閑散揉み合いとなっていましたが、後半にレンジを下放れますと一方向の動きになり、日銀の745億円(別枠12億円を含む)のETF買いでも抵抗できず日経平均は200円を超す下げになりました。結果、25日移動平均を1%以上も下割れ、総合かい離は再びマイナスとなりました。
 今日も海外の動きを受けて続落の模様です。せっかく原油価格が反発しましたが、為替が100円突破の不安(6時半現在100円30銭)では、少々下がっても手が出ないかもしれません。
 こういう時は個別株です。本日中間配当権利付最終日です。下げれば、ファンドの配当取り等、それなりの買いも入ると思われます。
 「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」政策が発表になってから各メディア・専門家の間で喧しく論議が交わされています。おおむね批判的な意見が多く、政策が前進したのか後退したのかよく分からないとも言われています。従って短期的には円高が進行していますが、現実はマイナス金利効果で7月の新設住宅着工件数は年率換算で100万戸を超えています。不動産会社向け新規融資額も、あの平成バブル期を超えて過去最高を記録しています。12月決算なので本日の権利付最終日とは関係ありませんが、1413桧家ホールディングス(名証2部)はその流れに乗って注文住宅が好調で、今期予想も2ケタの増収増益です。9月26日現在、予想PER 6.14倍、予想配当利回り4.56%と超割安です。直近3か月の高値を抜けた昨日の動きを見ると、2014年前半から2年半以上に及ぶ揉みあいを上放れる体勢が整ったと思います。

 4875メディシノバもナスダック続落に逆行して続伸し、昨日は5.2%高の7ドル47セントです。

 本日の日経平均予想レンジ 16250円―16450円。
おはようございます。
 先週は変則立会日のやりにくい中で、日銀政策決定会合とFOMCを忙しく織り込みましたが、土日休みで冷静になった投資家が本当の意味で行動に移るのは週明けの今日からだと思います。ただ、今日明日は中間配当権利付日で、権利取りが入るところでもあります。そして今晩の米大統領選候補者のテレビ討論会の結果次第ではNY株が大きく動くかも知れません。更に、黒田日銀総裁が大阪経済4団体共催懇談会に出席し、その後会見(午後4時45分)します。そう考えて見ますと、今日はとても動きにくく、動いたら逆に一方的な感じの日になるかも知れません。
 また、今週のマザーズIPOラッシュのトップを切ってバリューデザイン<3960>が上場します。公開価格は2040円です。人気次第では個別株人気が高まります。ともかく全体不透明な時は個別株で攻めるのがベターです。中小型グロース株を信じるのも良し、そこに安定成長を加えて配当取り銘柄で行くのも良しです。お手元には会社情報や四季報の秋号が来ていると思いますので、熟考して選択した銘柄で行くのも良しです。

 本日の日経平均予想レンジ 16600円―16700円。

おはようございます。
 このところ続いていた天候不順で朝の日課の散歩が出来たり出来なかったりでしたが、今日は途中で降ってくる雨も心配せずゆっくり歩くことが出来ました。おかげで本稿をアップする時間が遅くなりました。
 さて「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」政策が発表になってから各メディア・専門家の間で喧しく論議が交わされています。今日の東洋経済オンライの筆者の拙稿もお読み頂けたら幸いです。いつもの事ですが、政策をまるまる好評価する意見は皆無に等しく、筆者の一稿は貴重品ですよ(笑)。
 最も重要なところは、「消費者物価上昇率が安定的に2%目標を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続」とし、今まで曖昧だった継続性と出口を鮮明にしたことです。(今までの表現と同じではないかとおっしゃる方も多いと思いますが、筆者は一歩前進した強い意志を感じます)ところがメディアに「出口」のデの字もありません。
 消費者物価上昇率が安定的に2%を超えるには今の何百円、何千円のチマチマした給料の上がり方では時間がかかります。今から考えると途轍もない古き良き時代だった1970年代から1980年代。給料の上がり方は半端ではありませんでした。1969年に筆者が聞いた立花証券の入社説明会での諸手当込初任給は3万5千円でしたが、1970年4月の最初の給料袋の中には5万3千円が入っていました(銀行振り込みはずっと後の事です)。その後も数万円単位で上がりました。所得の上昇は、経済界への要望では無く、徳政令的強制力を発揮しなければおそらくエンドレスで緩和策が続くでしょう。このまま行ったら来年度末にはGDPを超える500兆円のマネタリーベース(通貨供給量)、1500兆円のM3(通貨残高)が実現します。その時株価はどうなるのでしょうか。わくわくします。
 今の日本株が世界から出遅れているのは、2013年に15兆円も買い越した外国人投資家の売りが2015年以降間断なく出ているからです。この流れがどこで変わるか?残念ながら今のところその兆候はまだありません。
 筆者の株の師匠である、相場の神様石井独眼流の言葉が忘れられません。「針の落ちる音を聞け」。流れの変化はわずかな兆候から始まります。筆者にそのような能力は無いかもしれませんが、全力で注視しています。
2016.09.24 来週の相場。
おはようございます。
 週末23日のNY株。
 ダウは131.01ドル安の1万8261.45ドル、ナスダックは33.77ポイント安の5305.75ポイントと反落。
 来週のOPEC非公式会合での増産凍結合意は無理との観測で、原油先物が1.84ドル(4%)安の1バレル=44.48ドルと急落した為エネルギー関連株中心に売られました。 

 来週の日本株。
 昨日は100円台の為替におびえながらの展開でしたが、前日の急騰の利益確定売りを考えると比較的強い週末だったのではないかと思います。しかし、来週は為替だけでは無く、波乱含みになって来た原油価格にも注意を払わなければならないようです。商社は既に原油で儲ける事を諦め、脱原油に社運を賭ける戦略に移っています。原油価格は上昇するとシェール増産に繋がり、構造的に価格上昇に限度があるからです。先高観が無ければ当然生産者は今の値段で売ろうとします。原油だけでなくオイルマネーにも同じことが言えるのではないでしょうか。40ドル台では売らないと言われて、「オイルマネー売り」の文字がメディアから消えていますが、筆者にはこっそり売っているような気がしてなりません。最も、もし「オイルマネー売り」がメディアに再登場した時は今年度分は売り終わっている時ですが。
 また、金融イベントが終わり、日米とも政治が材料になります。
来週の日経平均予想レンジ 16300円―17000円。権利取りがあるので大きく売り込まれることは無いでしょう。
 予定は
【26日(月)】
黒田日銀総裁が大阪経済4団体共催懇談会に出席し、その後会見(午後4時45分)
上場=バリューデザイン<3960>がマザーズ
9月の独IFO景況感指数(午後5時)
9月の独雇用統計(午後5時)
8月の米新築住宅販売(午後11時)
国際エネルギーフォーラム(28日まで、アルジェリア)
米大統領選民主・共和候補のテレビ討論会(オハイオ州デイトン)
【27日(火)】
実質輸出入動向(午後2時、日銀)
上場=チェンジ<3962>、シルバーエッグ・テクノロジー<3961>がマザーズ
米レッドブック週刊小売売上高(午後9時55分)
7月の米S&Pケース・シラー住宅価格(午後10時)
9月の米消費者景気信頼感(午後11時、コンファレンス・ボード)
API週間原油在庫(28日午前5時半)
【28日(水)】
8月の米耐久財受注(午後9時半)
EIA週間原油在庫(午後11時半)
国際エネルギーフォーラム最終日
【29日(木)】
全国証券大会で黒田日銀総裁があいさつ(午後3時35分)
上場=シンクロ・フード<3963>がマザーズ
9月の独雇用統計(午後5時、労働省)9月の独消費者物価(統計局)
9月のユーロ圏景況感指数(欧州委)
4~6月期の米GDP確定値(午後9時半)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半)
パウエルFRB理事講演(午後11時、セントルイス連銀)
【30日(金)】
8月の全国9月の東京都区部消費者物価(午前8時半)
8月の家計調査(午前8時半)
8月の有効求人倍率・労働力調査(午前8時半)
20・21日開催の日銀金融政策決定会合「主な意見」(午前8時50分)
8月の鉱工業生産・出荷・在庫指数速報(午前8時50分)
8月の自動車生産・輸出実績(午後1時)
8月の住宅着工統計(午後2時)
9月の財新・中国製造業PMI(午前10時45分、英マークイット)
4~6月期の英GDP確定値(午後5時半)
8月のユーロ圏失業率(午後6時)
9月のユーロ圏消費者物価(午後6時)
9月のシカゴ景況指数(午後10時45分)
9月のミシガン大消費者景況感指数(午後11時)
おはようございます。
 22日のNY株。
 ダウは98.76ドル高の1万8392.46ドル、ナスダックは44.34ポイント高の5339.52ポイントと続伸。ナスダックは2営業日連続で終値ベースの過去最高値を更新しました。NYSE出来高は8億5553万株。
 前日の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが見送られましたが、同時に発表されたFOMC参加者の経済・金利見通し(ドットチャート)で、年内の利上げ回数が1回に、更に長期金利水準が前回の3.00%から2.875%になりました。これを受けてこの日も買いが継続しました。
 最大の注目イベントが終り、市場の焦点は大統領選関連一点になります。まず、週明け26日から始まる候補者討論会が注目です。テレビでクリントン候補の健康状態に不安感が印象付けられたりしたら、市場は一気に不透明感が高まります。
 
 日本株。
 FOMCでの追加利上げ見送りやドットチャートの結果を受けて、欧州株が全面高、NY株も続伸となっていますが、為替は100円台です。休み前の水曜日には円安も誘因しての日経平均315円高になりましたが、100円台の円高ではどうなるでしょうか。世界株高・原油高で、心配していた日経平均行って来いにはならないようですが、日銀の金融政策決定会合を受けて弾けた市場が今日も上値を目指せるでしょうか。
 昨日22日は1985年のNYでプラザ合意がなされた日でした。円高誘導の強調介入で、1日でドル円は235円から215円へ20円動きました。直前の貿易不均衡(日本の大幅黒字)等の経済状況で、合意せざるを得なかった日本ですが、それによる「円高不況」を防ぐ為、政府は翌年から公定歩合を引き下げ、金融緩和策を打ち出し、1989年の資産バブルの頂上へ一気に駆け上がる事となりました。
 今の日本はプラザ合意直前の、貿易独り勝ち国ではありませんので、「協調介入」の円高誘導はありませんが、安定的に2%以上の物価上昇を目指す質・量・金利の緩和策は「円高不況」を防ぐ為の手段でもあります。
ただ、プラザ合意当時は200円台の攻防でしたが、今は100円台の攻防と言う違いがあります。生産の海外移転が進んでいる現在、「円高不況」のボーダーラインが円高方向に大きく下がっています。100円でも日本経済は大丈夫(為替離れ)となれば、株の独歩高も考えられます。今日の株価の動きをそんな目で見て見たいと思います。

 本日の日経平均予想レンジ 16700円―16950円。
4875メディシノバが7ドル台に再び上がって来ました。

おはようございます。
 21日のNY株。
 ダウは163.74ドル高の1万8293.70ドル、ナスダックは53.83ポイント高の5295.18ポイント続伸。ナスダックは9月7日の史上最高値5283.93ポイントを更新して引けました。NYSE出来高は8億9835万株。
 日銀の金融政策に対する反応で、アジアや欧州の株価堅調を受けて買い先行で始まりました。その後FOMCで予想通り利上げ見送りとなって、買い安心感が継続しました。イエレン議長の会見で年内利上げの可能性が高まりましたが、来年以降の利上げ回数の見通しが引き下げられたことが好感されました。原油先物が大幅上昇したことも支援材料でした。

 日本株。
 「量から金利へ」と言うのが今回の日銀金融政策決定会合の結果に対するマスコミの見出しです。金融機関の収益を安定させる為のイールドカーブのスティープ化を狙い、短期のマイナス金利を維持し、長期金利を上げる(マイナスからゼロへ)からそのような見出しになると思います。しかし、そのままの意味でしたらこれは引き締めです。同時に国債買い入れ対象の残存期間(7-12年)を撤廃しました。どんな国債でも買えると言うことです。「量から金利へ」は、批判の矛先を交わすまやかしのように思えます。
 更にマネタリーベース(資金供給量)を消費者物価が安定的に2%を超えるまで継続すると明言し、今まであいまいだった政策の持続性と出口を鮮明にしました。筆者は過剰流動性が株高を引き起こすと見ていますが、正直なところ、日銀がアメリカを越えた400兆円のマネタリーベースやM3の1260兆円という数字にビビッて量的緩和のペースを落とすのではないかと心配していました。はっきりとした持続性を言明した今回の日銀新政策は「量から金利へ」では無く「量から更なる量へ」と筆者には感じられます。
 さて、日本の方はイベント後の展開としては期待したはじけ状態ですが、残念ながらFOMCも予想通りの利上げ無しでドル安円高が進み、為替は100円に迫っています。日経平均も結局面白くない行って来い状態になるのか。金曜日にそれが試されます。
おはようございます。
 20日のNY株。
 ダウは9.79ドル高の1万8129.96ドル、ナスダックも6.32ポイント高の5241.35ポイントと小幅高でした。NYSE出来高は7億6010万株。
 バルチック海運指数が3.47%高の865ポイントと今年の高値を更新し、欧州株が堅調だった為、ダウは一時107ドル高までありましたが、今回のFOMCで利上げが見送られる公算が大きいとは言え、利上げ警戒感も消えてはおらず、結局様子見の結果になりました。12月の利上げ確率が上昇している事も頭を押さえる形となっています。

 日本株。
 昨日は為替が一時102円を付ける場面もあり、予想より強い感じもありましたが、結局日経平均はマイナスで終わりました。
政策の結果予想については見方が大きく分かれており混とんとしていますが、人気投票の辛うじての1位は、日銀金融政策は「マイナス金利若干の深掘りあり、総括的な検証は実績を示すだけ、今後の政策は今まで通りの言い回し」、FOMCは「利上げ無し、12月の利上げについても今までのタカ派的発言を大きく進める事なし」ではないでしょうか。問題は、もしこの予想結果が出たら、株は買われるのでしょうか、売られるのでしょうか。時差で結果が同時に出ませんので、上記のようになった場合瞬間は円安になり株高が予想されますが、そのあとFOMC利上げ無しで、為替株共元に戻ると言うのが無難な予想でしょうか。
 しかし、相場は予想の反対に動くのが常です。政策の内容にサプライズがあるかも知れないし、それより株価の動きに意外な動きがあるような気がします。8月入ってから今まで異常な閑散相場が続いています。これだけ模様を眺めたのですから、相場が死んでいなければ動くはずです。勿論筆者は上に動くと思っていますが、下に大きく動く可能性もあります。強い投資家、負けない投資家は外れた時にその称号が証明されます。外れた時どうするかでは無く、「どうなっているかです」。外れた時、投資資金が大きく減っていない投資家が強い投資家でありプロサイドの投資家です。

 本日の日経平均予想レンジ 16400円―16550円。勿論午後大きく動く可能性も。