おはようございます。
 15日のNY株。
 ダウは14.66ドル安の2万1359.90ドル、ナスダックは29.39ポイント安の6165.50ポイントと小反落。NYSE出来高は8億2880万株。
 史上最高値更新中のダウは、利益確定売りに押され終日マイナス圏の展開でしたが、引けにかけて下げ幅を縮小しました。引き続きハイテク株が売られ、金融株も弱い動きでした。
 日本株。
 FRBは今年2回目の利上げをしましたが、まだ年内1回、来年あと2-3回の利上げを示唆しました。にもかかわらず同時に資産縮小の具体案(国債・担保証券月100億ドル、1年後最大500億ドル)も提示しました。
 通常、正常な景気上昇への誘導は利上げを使い、過熱して押さえられなくなった時に「伝家の宝刀」、量的引き締めをします。まだ利上げ政策が前半の時に事実上の量的引き締めである資産縮小に踏み切る事は、極めて緩やかに(場合によっては横ばい)、リーマン以降8年に及ぶ「上昇するアメリカ経済」を維持しようと言う巧妙なFRBの意思であるかもしれません。
 これにより、筆者の信奉する相場循環図で言えば、アメリカは天井に到達しました。しかし、これだけ市場と対話(引き締め数字を事前に公表)しながら行う、慎重なFRBの政策で、なかなか天井から降りてこないかもしれません。はっきり「天井圏」とは申し上げたいと思いますが、しばらくは「成熟圏」になると思います。
 アメリカと違い、日本はまだデフレ脱却に邁進している時です。これからです。場合によっては世界の資金が、「成熟圏」で伸びしろの少なくなったアメリカから日本へ向かって来る事も考えられます。
 本日の日経平均予想レンジ 19800円―2万円。 
 今日も2万円をめぐる展開でしょう。2万円は高いのか安いのか。今日の黒田総裁が示してくれるような気がします。
 予定
日銀政策委・金融政策決定会合最終日
黒田日銀総裁会見(午後3時半)
5月の米住宅着工(午後9時半、商務省)
6月の米ミシガン大消費者景況感指数(午後11時)
EU財務相理事会(ルクセンブルク)
AIIB年次総会(18日まで、韓国・済州島)