おはようございます。
 週末8日のNY株。
 ダウは13.01ドル高の2万1797.79ドル、ナスダックは37.68ポイント安の6360.19ポイントとマチマチ。NYSE出来高は8億0116万株。 長期金利の低下で売られていた金融株に買い戻しが入りました。しかし、北朝鮮の建国記念日を控えて上値は重い一日でした。
 日本株ですが、為替は重要ポイントの4月の108円10銭、7月の日銀短観大企業製造業の想定レート108円31銭を越える107円台の円高になって、日経平均も200日移動平均を3日連続で下回り厳しい展開です。
 北朝鮮リスクの矢面に立つ円がなぜ買われるのか、「基本的におかしい」と考える方が多いと思いますが、「短期的」に有事の円高になる理由がいくつかあります。専門家の解説をまとめますと、①対外資産世界一の日本企業が、国内の混乱に備え資産の一部を売って円を手元に置こうとする行為(レパトリエーション)への思惑。②今の商品ファンドのアルゴリズムシステムに「有事の円買い」がセットされているから。③世界一低金利の円で資金を調達して運用(円キャリートレード)しているグローバルファンドが多いので、有事のポジション縮小で円を買い戻すから。となっています。
 筆者も「基本的におかしい」と思っています。有事の円高はあくまでも短期的現象で、大きな流れは円安です。1970年に初めて日本の人口が1億人に乗せた時ドルは360円でした。再び1億人に戻る2050年に、ドルも360円に戻ると考えています。これほど長期では無いにしても、日本の金利メリットが無くなったりして円キャリーが縮小した暁には「日本有事は円安」になるはずです。この変化が突然起こるのでは無く、長い時間をかけて少しずつ織り込まれていくと思います。それを試す1つの時が今だと思います。「有事の円売り」の芽が、今の「有事の円買い」にどのように織り込まれるのか、しっかり見たいと思います。
 来週の日経平均予想レンジ 19000円―19500円。
 週前半の予定
【11日(月)】
7月の機械受注(午前8時50分、内閣府)
8月のマネーストック(午前8時50分、日銀)
7月の第3次産業活動指数(午後1時半、経産省)
8月の工作機械受注(午後3時、日工会)
【12日(火)】
7月の産業機械受注(午前11時、産工会)
米レッドブック週間小売売上高(午後9時55分)
米アップルが新社屋で会見=iPhone(アイフォーン)10周年記念モデル発表見通し(13日午前2時、米カリフォルニア州クパチーノ)
API米週間原油在庫(13日午前5時半)
OPEC月報
【13日(水)】
7~9月期の法人企業景気予測調査(午前8時50分、内閣府)
8月の企業物価(午前8時50分、日銀)
上場=エスユーエス<6554>がマザーズ
7月のユーロ圏鉱工業生産(午後6時、EU統計局)
8月の米卸売物価(午後9時半、労働省)
EIA週間原油在庫(午後11時半)
8月の米財政収支(14日午前3時、財務省)
IOC総会(16日まで、リマ)