2014.12.20 来週の相場。
おはようございます。
 週末19日のNY株。ダウは26.65ドル高の1万7804.80ドル、ナスダックは16.98ポイント高の4765.38ポイントと続伸。原油先物の反発を好感した。世界経済を不安に落とし入れている原油安だが、減税のようなものだとして株を買い、原油が反発したと好感しては株を買う。アメリカの投資家はクリスマスを前にしてとにかく株を買いたがっているようだ。ダウはあとわずか154ドルで再び史上最高値を更新する。

 日本株。警告してきた「ダウの呪い」(ダウ平均のポイントを日経平均が抜いたり接近したりする時、日経平均の目先天井となる)は蓋然性の無いまさにアノマリーだが、「PERの縛り」には理屈がある。世界独り勝ちアメリカのPERを、借金だけが世界一の人口減少国日本が抜くのはおかしい(抜くはずがない)という事。ただ、これにはちょっとした朗報があったことは昨日のブログに記しました。17日(水)に、今まで今期予想を出していなかった東京電力が、当期純利益5210億円と言う数字を出しました。日経新聞としては予想を出していない企業の数字は便宜上ゼロとしてカウントしています。従って計算上は、日経平均採用銘柄である東京電力が膨大な上方修正をしたことになり、18日(木)は390円高をしたにもかかわらず、17日の15.64倍に対して15.52倍と逆にPERの低下となり、昨日更に411円高で17600円台に乗せたのに日経平均予想PERは15.93倍と、筆者が警戒する16倍台後半どころか16倍にも乗せていないのです。
 株価が上昇する時は当然移動平均前後が抵抗帯になります。移動平均は買いコスト・売りコストだからです。しかし今回、18日の上げでは5日移動平均線を、19日の上げでは25日移動平均線を、抵抗する間も与えない、窓を開けて抜くと言う異次元の強さを見せました。ただ、上方向のエネルギーの強さは感じても、天井が低ければ、買い方は迷います。18030円の高値(この時の瞬間PER16.9倍)を抜くとしてもあと400円しかありません。これが東京電力のおかげで、瞬間PER16.9倍は18030円ではなく、19日現在日経平均EPS1106.18円で計算すると18694円になります。これなら買いやすいでしょう。
 但し、来週は、株高・ドル高で世界株高を支えてきたアメリカが、クリスマス休暇に入ります。アメリカの動きがおとなしくなると、日本株はここまでの急上昇の利益確定売りが出やすくなります。「個別株の掉尾の一振」を楽しむ位にしておいて来年に備えましょう。
来週の予想レンジ 17400円-17950円。
 
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