2015.05.03 バブルと人。
おはようございます。
 昔は、相場がいったん天井を付ける最もわかり易い指標がありました。
当時、証券取引所には取引の仲介をする市場部員がいました。「場立ち(ばたち)」さん達です。バブルの頃の取引所の映像で必ず登場する、手を高く上げて何やら叫んでいるあの人たちです。2007年8月31日まで、業界で最も華やかで最も重要な職業でした。
 
 相場が活況になってくると大変忙しくなります。疲れがピークになってくると、各証券会社本店からその市場部員に栄養ドリンクが差し入れされます。その銘柄リポビタンDにちなんで、我々はリポビタン日(デー)と呼んでいました。その頃になると前場の伝票がさばききれない内に後場の時間になり、後場開始時間が遅れたりしますが、場立ちさんは昼食が取れません。栄養ドリングを口にくわえながら、必死で伝票整理をするわけですが、そんなことが続くわけはありません。短中期の天井はここで打ちます。
 リポビタンデーから数日で天井を打つ確率はまさに100%でした。

 バブルも同じで人間が作り出すものには限度があります。人間が処理しきれなくなったらそこで終わりです。
 しかし、これからのバブルは人間の体温を感じさせないものになるでしょう。サブプライムバブルも、沸騰するまで我々は気づきませんでした。
 今、現実のIT産業がITバブル時に追いつきました。2万円相場の買い方はどんなバブルを想定しているのでしょうか。