2015.05.31 解釈の相違。
おはようございます。
 本来の意味とまったく正反対の意味に解釈されているフレーズがあります。

 代表的なものでは「情けは人の為ならず」でしょう。正誤を下記にすると。
 誤 甘やかす事はその人の為にならない。厳しくした方が良い。
 正 人に親切にすることはその人の為ではなく、めぐりめぐって自分の所に帰ってくる。

 今回の相場でよく使われた「セル・イン・メイ」もそうです。
 誤 5月は売りが出やすいので安い。
 正 5月は高い習性があるので、5月に売って、その後安くなる9月や11月に買い戻せ。
となります。

 しかし、日本国民の最大の誤解釈は「もはや戦後ではない」、ではないでしょうか。
 誤 戦前のGDPを抜いた。敗戦から立ち直ってこれから日本の躍進が始まる。
 正 戦後復興と言う特殊な時代は終わった。これからは厳しい低成長時代が始まる。

 1955年に1人当りの実質国民総生産(GNP)が、戦前の水準を超えた事を踏まえて、翌56年の経済白書「日本経済の成長と近代化」の結びでこの言葉が使われました。1955年が高度経済成長の始まりとなった神武景気の幕開けの年でもあった為、国民的誤解釈となりましたが、白書を作った経済企画庁の「もはや」の意味は、「今までは戦後復興ということで、成長の伸び代が大きかったが、戦前の生産水準にまで回帰してしまった以上、この先、この高成長を続けるのは難しい。低成長時代が来る」という、今後の不透明感を述べたものでした。結果的に白書は大きく外れました。

今株式マーケットにおいては、戦前とも言うべきバブル崩壊前に戻っている兆候が、11連騰、上場企業時価総額等に見えます。
2016年の白書が「もはやバブル崩壊後ではない」と詠ったら、我々は、どう解釈するでしょうか?上記の誤でしょうか正でしょうか?
もしかしたら、我々は日本国の世紀の瞬間に遭遇しているのかも知れませんね。
しっかり自覚して、楽しみましょう!!