2015.08.01 来週の相場。
おはようございます。
 週末31日のNY株.
 ダウは56.12ドル安の1万7689.86ドル、ナスダックは0.50ポイント安の5128.28ポイント。NYSE出来高は9億7754万株。
 4~6月期の雇用コスト指数は前期比0.2%上昇と予想を下回る弱い内容でした。決算では、エクソンモービルとシェブロンが、ドル高・原油安を受けて、市場予想を上回る大幅減収減益となった為、下げ要因となりました。
 早期利上げに対する警戒感が和らぐ一方で、経済の弱さを認識させる微妙な動きでした。

 アメリカ株は、年内利上げの可能性が高い中なのに、出てくる景気指標や企業業績の数字は、それを裏付けるはっきりとしたものではありません。なかなか力強い業績相場のスタートのきっかけがつかめないまま、揉みあいを続けています。
 しかし、ダウは史上最高値18312ドル39セントに対して3.4%の下にあるだけで、いつでも高値更新のチャンスはあります。S&P500に至っては、2130.82ポイントのそれに対して1.27%、ナスダックのそれも1.74%のビハインドで、史上最高値の誤差のゾーンにいます。
 これを持って弱気筋は、これからアメリカ株の大きな調整安を唱えますが、もし、そうなると、利上げどころか、追加緩和の必要性が出て、業績相場から金融相場に逆戻りと言う事になります。世界最大の経済が、いったん動き出して加速度(利上げ必然)がついた方向が、急に変わる事があるのでしょうか。あり得ないと考えるのが王道ではないでしょうか。
 ならば、この株価は、高値圏での揉みあいの後、大きな調整より、再度の史上最高値更新と考えるのが妥当ではないでしょうか。
 来週のNYは、雇用統計の週です。週末の発表前に、ADP雇用報告やISM製造業・非製造業の発表があります。かなり神経質な週になりそうですが、日本株に対しては、上記の理由によりニュートラル以上の影響度と予測します。

 日本株。
 昨日は、決算発表前半のピークでした。(後半は来週金曜日)。
 スタートは、安川電機、日本電産、信越化学と好調で、日経平均EPSも1266円の史上最高となりましたが、その後伸び悩み、昨日は1250円になっています。日経平均は、日銀のETF買いで、直前の窓うめで反転し、形の良い戻り相場の様相ですが、イマイチ迫力が無いのは、この決算の出具合が影響していると思われます。
 また、31日総務省発表の6月の家計消費支出が前年同月比2.0%減と2か月ぶりのマイナスになった事も影響して居るかも知れません。外国人の爆買い消費で、インバウンド関連が賑わっていますが、自分を振り返ってみるとそれほど景気は良くないよと言うことかもしれません。
 そうした中で、来週は日銀政策決定会合です。筆者の、いずれ来ると言う異次元バブルは、この日銀の金融政策が根拠です。エンドレスの異次元緩和を再度確認する事になれば、マーケットにはフレンドリーには働きます。

 2022年冬季オリンピックが北京に決まりました。2020年の東京オリンピックと合わせ、夏冬連続で同じアジアの開催になります。これでTPP交渉がまとまりますと、またマーケットは動きだす事になると思っています。

 来週も、決算がらみの個別物色で、明暗を分ける相場となるでしょうが、全体としては、揉みあいながらも高値トライを予測します。
 冬季オリンピックで、中国株が大反発となったらうれしいのですが、ここは慎重に見て、
 来週日経平均予想レンジ 20350円―20800円。