おはようございます。
 株価を見る時、チャートを使いますね。昔は罫線(けいせん)と言いましたが、今は皆チャートと言っています。チャートは海図の事で、船の進行には欠くべからざるツールです。船は海図どおりに進まないと、座礁などの海難事故を起こしてしまいます。ですから、海図どおりに進む船の、一分後、一時間後の位置は分かりますね。

 しかし、株価のチャートは今まで進んできた航路は描かれていますが、一分後、一時間後の位置は空白になっています。ここが、株価チャートと海図との決定的に違うところです。
 そこで、株価の前方の空白の部分を描こうと言うのが、テクニカル分析です。筆者も今は休眠会員ですが、ずっと日本テクニカルアナリスト協会検定会員でした。テクニカル分析の方法はたくさんありますが、基本は「過去の習性を未来に活かす」です。この方法は、株価そのものの分析だけでなく、経済現象や人生の進路選択の時にも使えます。俗にいう「歴史は繰り返す」です。

 日経平均史上最高値3万8915円を付けた1989年12月29日は、平成元年でもあります。ですから、平成時代はまさに、平成資産バブルの始末の時代とも言えます。
 平成元年に株価がピークを付けましたが、バブルがすぐに崩壊したわけではありません。土地神話も生きていました。バブル現象はしばらく続き、平成2年3月20日に日銀は公定歩合を一気に1%あげて5.25%にしても、4月1日に不動産融資の総量規制を出しても収まらず、8月30日には更に6%に公定歩合を上げました。その間、5月15日にはゴッホのガシェ博士の肖像が競売市場最高の125億円で斉藤了英に落札されています。時代を先見する株価は、崩れを見せていましたが、世の中はまだ浮かれていました。

 さすがに、誰もが不安になったのは、10月1日に日経平均が、あり得ないと思われていた2万円を瞬間切った時でした。しかしそれも、この日を底に、平成3年3月の2万7000円台まで戻った時には、これで調整は終わったと思ったものでした。

 長くなりましたので、今週のバブル談義は次週に続くという事で。
まだ相場の先は長いので、それまでゆっくり学習しましょう。
東洋経済オンライン日曜日のマーケットコラムは、今週筆者の番です。このブログと合わせて是非見て下さい。