2015.10.04 今週の相場。
おはようございます。
 米国経済は日欧より一周先に行っていると申し上げて来ました。日欧は必死で景気対策の金融緩和の最中なのに、米国は利上げをしようと言うのですからこの表現は間違っていないと思います。しかし、その米国でも、利上げが延期になったら株高になるのですから、おカネと株のバランスで動いている事が分かります。では、今後米国の経済が良くなって、業績相場に移ったらどうなるでのしょうか。金利が上がって、QEも無くなって、更にここぞとばかりにFRBは、財務改善の為に、手持ちの債券を売って市場から資金を吸い上げます。そうなると、おカネと株のバランスが悪い方へ崩れ、株暴落となるように見えますが、そうではありません。デフレを脱却し、景気や企業業績が良くなって、インフレ気味で、先行きの見通しも良くなり、金利も上がって行くとなったら、企業は慎重だった借金を開始します。「信用創造」が開始されます。これもお金の量です。そしてこれは、金利上昇や資金吸い上げで減ったお金の量をカバーし、通常それを上回ります。つまり景気が良くなってもおカネと株のバランスは悪くならないという事になります。株は上がり続けるという事になります。下がる時は、この関係が逆回りになるデフレの時です。
 米国の、指標に対する反応が正になったり負になったりするのは、弱い指標が出た時、正の反応になって株価が下がるのは、利上げ延期を通り越してデフレまで行ってしまうのではないかと言う懸念からだと思います。今回の雇用統計の数字は正直驚きました。負の反応により株高になったのは、これほど悪い数字が出ても、デフレ懸念が出なかった事で、そろそろ相場の反転が始まったのかなと感じます。
 日本では、デフレ脱却はこれからです。日銀の追加緩和は、FOMC利上げの後と言われて来ました。FOMC利上げ来年3月説となると、日銀緩和は来年3月以降となりますが、それはあまりにも先過ぎで、逆に緩和タイミングはフリーダムになったと思います。
 
 今週の相場
 7日(水)日銀政策決定会合、内閣改造、翌日国慶節明けの中国市場が再開です。この辺トリッキーですね。引き続き外国人の手口と原油価格に注目です。当面は、原油価格45ドル、為替120円を基準にしています。
 世界の株時価総額4500兆円、オイルマネー推定300兆円、ワールドダラー(ドル)800兆円、日本株の時価総額500兆円。荒波に浮かぶ小舟です。ボラ高はまだ続きそうです。
 
 来週の日経平均予想レンジ 17500円―18500円。