おはようございます。
 21日のNY株。
 ダウは48.50ドル安の1万7168.61ドル、ナスダックも40.85ポイント安の4840.12ポイント。NYSE出来高は8億5982万株。
午前中は、GM決算(5.8%高)やボーイングの通期予想の上方修正(1.7%高)で強含みの展開でした。しかし、全体では利益確定売りで上値重く、終盤にかけてマイナスとなりました。ゴールドマン・サックスの年内利上げが妥当との報告書も、嫌気されました。
 日本株。
 3連閑散などと言って失礼しました。閑散に売りなしでした。多くの投資家が予想していた、17500円―18500円のボックス相場の上限に来ました。では、「どうぞ売って下さい」と言われて、どれだけ喜んで売れる投資家がいるでしょうか。ボックスの下で買えなかったのですから、上でも売れないはずです。売れる玉(ぎょく)が無いからです。お手持ち株が売れる玉になるには、日経平均19000円台と言ったところでしょうか。移動平均は平均買いコストでもあります。現在短期線の25日移動平均は上回っていますが、中期75日、長期200日の移動平均線共に、19100円台です。ここを上回らない限り、多くの投資家は儲かっていないという事になります。逆に、ここを上回ると一気の上値トライという事も予想されます。
 9月29日の17000円割れで、多くの投資家が弱気となりました。皮肉な事に、そこから買戻し相場が始まっています。世界中がカネ余りの流動性相場ですから、売ってもおカネの行き場が無ければ、買戻すしかないのは理の当然です。その流動性に影響する一連のイベントが、今日から始まります。ECB定例理事会(本日)、5中全会(26-29日)、FOMC(27-28日)、日銀政策決定会合(30日)と続く重要イベントで、今年の相場は決まります。最大のヤマ場がまいりました。
 しかし、目先の上下は、個別株の業績、為替、原油価格が左右します。WTI原油先物が45ドル台前半は嫌な感じです。株式市場の旦那さんだったオイルマネーが、原油安でその余裕が無くなりました。年間売り上げで国家予算を補てんし、残りを投資に回す形が崩れています。昨年の実績では60ドルが分岐点と言われています。それぞれの産油国も、今までのような暴飲暴食気味の国家予算を多少抑えるにしても、50ドル台の原油価格は必要です。サウジやノルウェーのSWF取り崩しが報道されましたが、アブダビはサウジの倍の規模です。通称オイルマネーは、日本円で300兆円の残高と推測されています。目先の売りは終わったようですが、運用を委託されているロンドン経由の注文には今後も注意が必要です。売ったお金は国家予算の補てんですから、この分は戻って来ません。
 今日の予定は週間対外対内証券売買契約(午前8時50分)、ECB定例理事会(金融政策発表は日本時間午後8時45分、会見は午後9時半)、米週間新規失業保険申請件数(午後9時半)、9月の米中古住宅販売(午後11時)、9月の米コンファレンス・ボード景気先行指数(午後11時)です。

 本日の日経平均予想レンジ 18350円―18550円。

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