2015.12.12 来週の相場。
おはようございます。
 週末11日のNY株。
 ダウは309.54ドル安の1万7265.21ドル、ナスダックは111.70ポイント安の4933.47ポイントと大幅な下げとなりました。NYSE出来高は10億2327万株。
 国際エネルギー機関(IEA)が月報で、市場の供給過剰状態が続くとの見通しを出したことで、原油先物が下げ止まりません。WTIは6日続落で36ドルをも割って来ました。4日連続で6年10カ月ぶりの安値を更新中です。
 また、投資会社サード・アベニュー・マネジメント傘下の高利回り(ジャンク)社債ファンド「サード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンド」 TFCIX.Oが実質的な破綻状態に陥った事も嫌気されました。今後清算の方向で、投資家からの解約受付を停止しました。米国のミューチュアル・ファンドの破綻規模としては、2008年の金融危機時のプライマリー・リザーブ・ファンド以降で最大となります(ボストン発ロイター)。

 日本株。
 来週は、週初日銀短観、週末政策決定会合と日本における本来なら非常に重要なイベントがありますが、材料としては影が薄く、マーケットは、原油価格と米FOMC一色です。ゼロ金利解除後の2016年の利上げペースに注目が集まっていますが、ガイダンスが、9月時点に示された年4回の利上げペースのまま据え置かれれば、材料織り込み済みでひとまずドル高が終わり、まして、2回目の利上げ時期が示されなければ、急激なドルの巻き戻しで大幅安(円高)となるのではと不安視する向きが増えている様です。既にそれを予測する感じで、円ドルは120円台に入って来ました。黒田ゾーン(120円―125円)を離れたら「気崩れ」が起きそうです。1
 中央銀行の重要な金利政策が、2回目の利上げ見通しが立たない内に、1回目を決行するなどということなどあり得ないと筆者は思いますし、そのしっかりしたガイダンスがFOMC後に株高となると思っています。しかし、原油安と積み上がった投機筋のドル買い残高が、株価にどれだけ織り込まれているか不透明で、先行き不安に拍車をかけています。
 こういう時は、冷静に落ち着きを待って行動した方が賢明です。幸い、筆者の取材(ファンドや個人)では、最近の個別株の値上がりでかなり投資家に余裕が出来ているようです。個別株で利確した為、強気なのにいつの間にか手元キャッシュが増えていると言う話も聞きます。それで良いと思います。

 来週の日経平均予想レンジ 18500円―19500円。波乱の1週間になりそうです。