おはようございます。
 週末8日のNY株。
 ダウは167.65ドル安の1万6346.45ドル、ナスダックは45.80ポイント安の4643.63ポイントと続落。NYSE出来高は11億1683万株と売り買い交錯の10億越え。
 注目の12月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比29万2000人増と市場予想(20万人増)を大きく上回った為、買い先行で始まりましたが、ここまで続く、中国株の混乱、北朝鮮、中東、そして原油安という世界的不透明感で縮みあがった投資家心理を変える事は出来ませんでした。買い一順後間もなくまた売り先行相場に戻ってしまい、終盤にかけて下げ足を速めました。来週から本格化する企業決算を見極めて、個別物色に期待するしかない感じです。
 
 日本株。
 新年大発会からの5連続安は、戦後の市場統計が始まってから初めての事です。これを持ってまたぞろ、相場は終わったと言う意見が増えています。外国人投資家の市場占有率が80%を超える日もある日本市場ですから、日本の事情で論議してもしょうがないかもしれませんが、売り買いされているのは日本株です。ここは冷静になって日本を論議しても良いのではないかと思います。
 来週からアメリカ企業の決算発表が始まります。ドル高、原油安で10%前後の「減益」になると言われています。例年出てくる数字は予想より良い数字が出ますが、今回はあまり楽観論がありません。原油がこれだけ下がるとその影響度は、蓋をあけて見ないと分からないからです。
 日本企業の業績も、今月後半から見えて来ますが、原油安はトータルすれば収益に大きく寄与します。2015年の原油輸入代金は、年初予想されていた数字より、8兆円も減りました。これは5%から8%に上がった消費税増税分とほぼ等しい巨額な額です。原油安は少なくとも企業業績を全体では押し上げます。
 円高ですが、企業が考えていた119円前後を割れていますから、このままでは前年の「差益」は出ません。「差損」が出た場合、企業収益はその分落ちます。しかし、前年の円安でも海外進出の手を緩めなかった日本企業、10%前後と言われる「増益」が7%前後の「増益」になるくらいだと思います。
 デフレ脱却は、それを予測して手を打ったファストリの下方修正に見られれる様に、遅れています。デフレ型消費はもう少し続き、異次元緩和は継続されます。参院(場合によっては衆院も)選挙を7月に控えて、政策のピッチは速まります。
 冷徹な相場の世界でこんな言い方は甘いかもしれませんが、日本人だから、もっと日本に自信を持ったらどうでしょうか。

 来週の相場は、明日、明後日で述べます。