おはようございます。
 原油投手や為替投手と、次々に変わるリスクオフ軍の継投策に抑えられていた世界株価軍は、ECB選手のヒットで流れが変わりそうです。次に控えるFRB選手や日銀選手の連続ヒットが期待されています。
 水戸証券本店営業部新春講演会も盛況に終わりました。信頼性に問題はあるものの中国のマクロ指標を説明し、冷静に対応する様申し上げました。ダボス会議が終わりましたが、そこでも「世界最高の成長率」を誇る中国に対する過敏過ぎる評価が指摘されています。ダボス会議では日銀黒田総裁が、2%の物価目標の流れに少しでも変調があれば速やかに「追加緩和」等何でもやると発言し、打ち気満々です。
 寒波襲来で九州佐賀県でも雪が降っているそうですが、アメリカ東海岸も大雪で、NY市場が月曜日正常に始まるか心配です。
 西海岸は慢性的な水不足は有りますが順調なようで、カリフォルニア州ラ・ホイヤとの1時間半にわたる、メディシノバ岩城社長と筆者の一対一の電話会談で、一度も天候の話は出ませんでした。
 取材の内容ですが、主力製品MN-001(麻薬・アルコール依存症、突発性肺線維症、多発性硬化症)、MN-166(非アルコール性脂肪性肝炎・NASH、筋委縮性側索硬化症・ALS)は、F2の治験対象者数の大規模化で開発速度は増しているようです。また特許期間が2018年までしかなく薬になってもすぐに特許切れでは儲からないのでストップしていたMN-029(抗がん剤)、MN221(過敏性大腸炎)も、2030年まで特許期間を延ばし、再び動き始めています。麻薬中毒の死者数が交通事故のそれをはるかに上回るアメリカの国民病が肝臓疾患です。FDAも当社のパイプラインに期待しています。
 昨年世界を驚かせたフィディリティの11.7%もの株取得は、当社の存在感を高め、証券会社(米国)が頻繁に訪れる様になったそうです。また、ブラックロックもカルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)も株主に名をつられている事は意外に知られていません。同じカリフォルニアという事もあるでしょうが、年金が買っているという事は、信頼の証明でもあります。日本ではまったく情報不足です。何しろ四季報に載っていなのですから。(外国株のところにありますが)
 ナスダック市場で4ドルを超すと若干の売り物が出ていました。4年前の増資の時、株主にワラントを付けていましたが、これを利用してこずかいを稼いでいた筋が、逆に待ち株を増やす方向で動いているようです。このワラントの期限が3月で終わりますので、ショートする期間が限られるからです。創薬ベンチャーとしての業績と需給が大きく動き出した今年、いよいよ面白くなりそうです。
 国内の大手製薬会社も経営資源の効率的集中を図っています。例えば第一三共はガンと循環器、アステラスはガンと免疫等々です。従って収益を上げる新しいものは出来にくく、有望なベンチャー企業を見つけたら、買収の手に出ます。そんな話が出たらプラスアルファーですが、今の株価では話にならないと、岩城社長には一笑に付されました。以上90分の取材の簡単な報告です。