おはようございます。
 最近、相場の波乱増幅の原因をファンドのせいにしていますが、決してファンドを非難しているわけではありません。組織力やファンドマネジャーの個々の能力は、筆者などが及ぶところではありません。高い運用能力があるから、それを頼りに資金が集まります。
 高い運用能力とは、物理的な資金管理(マネーマネジメント)と調査分析力です。資金管理の一部分がリスク管理です。これが全体相場が下げる時に、ヘッジ売りとなって下げを加速します。これはファンド運用にとっては絶対必要な事です。
 問題は高い分析力を相場にどう生かすかですが、答えは一つです。分析どおりにやるしかありません。ところがこの分析は、現在の数字分析ですから、多少の先見性は入れるとしても、現状を逸脱するような結果は出ません。そして、当然それは、理路整然としたものでなければなりません。
 しかし、経済(特に世界経済)が理路整然とすることはありません。理路整然としたように見えた時が一番危ない時であることは、歴史が証明しています。今、世界を分析して、強気になる事はまずありません。分析結果の大半は、不安材料を並び立て、それがすぐに解決できない事を結論とするでしょう。
 昔、ブラックマンデーの少し後から13年間、法人部でファンドマネージャーと付き合いましたが、ある方が良く言っていました。「我々は理路整然としなければ動けない。そして、理路整然と間違う」と。
 相場は難しいです。しかし、やさしくする方法は有ります。企業の将来に賭け、その企業の時価総額の増加と共に資産が増えると言う基本観で相場を見る事です。そうすれは、世界経済不安も、安く買わせてくれるチャンスに見えてくるかもしれません。

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