おはようございます。
 いよいよ政策が動き出すタイミングです。安倍首相は、欧州各国の首脳に対して、金融政策と財政出動を強く訴えましたが、日本が率先してそれを実行しなければならない事は明白です。こんな明白な事なのに、その期待が高まらないのは、日本は財政規律を無視する事の出来ない世界でも突出した借金大国だからです。これを理由に、財政出動は無理があると、多くの投資家が思っているからです。
 しかし、マイナス金利の今、借金は財産です。マイナス金利は借金を促す政策です。住宅ローン残高は着実に増えています。貸し渋りをしていると言われる銀行も、貸出残高は、前年同期比で2%台の増加を続けています。
 日銀が13日発表した4月のマネーストック(旧マネーサプライ=通貨供給量)速報によると、代表的な指標で現金や預金などの合計を示すM3の平均残高は前年同月比2.7%増の1252兆8000億円となり、過去最高を更新しています。伸び率も3カ月ぶりに増加しました。 
 アベノミクス政策は、もうだめだとか、間違っているとか言われていますが、もしこの政策がなかったら、日本はどうなっていたでしょうか。国内における人口減少と、中国の影響を受けた世界経済の減速と言うマイナスエネルギーがいかに大きいかを、阿鼻叫喚の中で実感していたかもしれません。
 とにかく政府・日銀にはギブアップは許されません。政策は出し続けなければなりません。「現状維持」というおおきなバケツからいつか水はあふれ出ます。それが異次元バブル相場です。
 それまで株式市場は神経質な揉みあいを続けるでしょうが、この過程を、余裕を持って楽しむ為には、一方の手に利益という余裕がないとできません。中期計画で先の見える銘柄や、少なくとも今期予想が良好な銘柄に資金が集中します。引き続き中小型個別銘柄です。「投資道場」を是非読み返して下さい。銘柄発掘のヒントになりましたら幸甚です。

 今日の予定は、4月の企業物価指数(午前8時50分、日銀)、4月の中古車販売(午前11時、自販連)、3月と15年度の産業機械受注(午前11時、産工会)、4月の工作機械受注(午後3時、日工会)、フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議初会合(金融庁)。
決算は、三菱UFJ<8306>、あおぞら<8304>、電通<4324>。
今晩は、5月のNY州製造業景況指数に注目です。

 本日の日経平均予想レンジ 16300円―16500円。