おはようございます。
 注目されていました週末24日のNY株。
ダウは611.21ドル安の1万7399.86ドル、ナスダックは202.06ポイント安の4707.98ポイントと大幅反落ですが、サプライズの無い範囲内でした。

 日本株。
 長期に渡って相場に織り込まれていた問題なので、離脱でも残留でも、株は上がると思っていました。不透明と言う目の前の幕が取れて、特に残留となったら、夏相場有りとも思っていました。マーケットは何が起きるか分かりません。
 売り買いのせめぎ合いでは、きっかけ次第で流れが変わります。特に今回は、直前に来ての、楽観気分が余分でした。5分5分のリスクの中で「離脱」となったら、いったん売られても、その後短期間に戻すと考えました。しかし、直前90%まで行った賭け屋のオッズに見られるように、見切り発車の形で多くの投資家が「残留」のポジションを組んでしまいました。そのタイミングの「離脱」で、積んだポジションは、梯子を外され、その投げ玉で売りが売りを呼ぶ事になってしまいました。こうなると、流動性の低い中小型株の下げがきつくなります。限られた投資家群に支持されていた攻めの銘柄群なので、下げ始めると弱いです。攻めの銘柄の基本は、買い乗せであり、ナンピン買い下がりではありません(平野憲一投資道場)。ただ、下げの理由が外部要因なので、落ち着いたら例外的にナンピン買いも有りです。
 平野銘柄は死んでいません。当たる時もあれば、外れる時もあるのが相場ですが、「喜んでもらえる銘柄」と筆者が心から思える銘柄しか紹介していないからです。これだけは自信を持って言えます。平野銘柄は永遠です。
 これで離脱ショック初日の世界の株価の反応がすべて出そろいました。時間的順番で下落率を見て行くと、日経平均7.92%、CAC40フランス8.04%、DAXドイツ6.82%、FTSE100イギリス3.15%、ダウ3.39%という事になります。この数字だけを見ると、英国のEU離脱で一番困るのはフランス、二番目が日本という事になります。フランスやドイツは当事者ですから当然としても、日本の下げ率の大きさが目立ちます。外務省によりますと、現在英国に進出している日本企業はトヨタや日産の自動車産業をはじめ、銀行、証券など約1000社に及びます。日立などは大金を投じて車両工場を新設したばかりです。英国を窓口に恩恵を受けていた経済システムメリットがどう変わるか分かりません。英国とEU各国との経済その他のシステム交渉は年単位ですが、経営戦略も年単位ですから、これから各社は重要な選択を迫られます。
 英国やEUがどうなるかはこれからはっきりしますが、今日明日の事ではありません。各国も対策の手は尽くしますから、一方的に株価が下がる事もありません。ただしばらくは輸出関連企業は様子見になるかも知れませんね。すでにずいぶん売られていますが。
 個人投資家は意外に元気です。お金を持っていますから、信用取引のダメージはごく1部で、逆にニューマネー投入のタイミングと考えている投資家の多い事に驚かされます。(これを理由に弱気筋は、まだ底値に届いていないと言うかも知れませんが)
 月曜日に、日本からショック2日目の世界循環が始まります。日本が下げ止まれば、世界も落ち着きます。政策を含めて日本当局の明確なアクションが出れば良いのですが・・。

 来週の日経平均予想レンジ 14530円―15400円。
 直近の日経平均予想EPSは1184.79円。PER12.3倍で14530円、13倍回復で15400円。