おはようございます。
 4日のNY株は休場です。欧州株は5日ぶりに下げました。ECBから今後3年で不良債権を40%削減するよう求められたイタリアの銀行大手モンテ・パスキが14%も急落した為、金融株中心に売られました。イタリアのFTSE・MIB指数は1.7%安となりましたが、イギリスFTSE100は0.87%の下げでした。

 日本株。
 昨日は薄商いの中、連騰の利確をこなして今年初めての6連騰になりました。
しかし、世界が金利低下・金融緩和の中で、円が高止まりしてるため上値トライの気運は高まっていません。6連騰してもまだ16000円すらクリアしていません。企業業績が良く、景気がはっきり上向いて、金利が上がり出すのが業績相場ですが、今の日本はそれらすべてを持ち合わせていません。従って金融相場(景気テコ入れ相場)そのものです。それなのに、円高の影響で、株価水準が世界から出遅れているのは、景気テコ入れが足りないからです。しかも、アベノミクスの神通力も薄れ、政府・日銀の追加緩和政策も、財政規律に縛られ、既に球が無いと言う認識が市場を覆っています。日本株から離れてしまった外国人投資家が戻って来るのは、この1点しかありません。「思い切った財政出動・円安・株高」が見えれば外国人投資家は一斉に戻って来ます。(筆者の周りの海外ファンド関係者の話)
 その政策期待(期待しない投資家も多い)を含めた今の市場の実像が、米株やドル円の影響を受けにくい昨日と今日の姿に現れると思っています。昨日は公的資金の下支えも見られますが、不安の中ともかく買い方が勝ちました。今日は、昨日より更に条件は厳しい様ですが、果たしてどうなりますでしょうか。元の木阿弥に戻るのか、意外高の7連騰で売り方の買い戻しが始まるのか。正念場です。
 今日の国内予定での注目イベントはありません。ドル円の動きと上海総合指数が3000ポイント回復なるかが注目点です。
海外の予定も、5月のユーロ圏小売売上高(午後6時、EU統計局)、5月の米製造業出荷・在庫・受注(午後11時、商務省)位しかありません。連休明けのNY株の動きが最大の注目です。

 本日の日経平均予想レンジ 15600円―15800円。