おはようございます。
 7日のNY株。
 ダウは22.74ドル安の1万7895.88ドル、ナスダックは17.65ポイント高の4876.81ポイントとまちまちの動き。NYSE出来高も8億7841万株と低調。
 注目のADP6月の全米雇用報告では、民間部門雇用者数は17万2000人増で、市場予想の15万9000人増を上回りました。また週間新規失業保険申請件数も小幅増の市場予想に反して減少となりました。これを受けてダウは買い先行で始まりました。ただ、その後在庫の減少が、市場予想より悪いとして原油価格が急反落した為、ダウはマイナスとなりました。
 全体としては出来高が示すように、雇用統計を控えて様子見でした。特に今回は、5月の数字が極端に小さかった為、それが一時的なものか、米経済の後退を表していたのかを見る重要な雇用統計と言う認識です。

 日本株。
 欧州の金融不安が高まっています。イタリア財務省の高官は6日、不良債権問題を抱えるモンテ・パスキ銀行の救済措置を講じる予定は今のところないと述べ、市場監督当局は、モンテ・パスキ株が2営業日で30%以上下落したことから、同銘柄の空売りを禁止しました。 更に、英LIBOR・OISスプレッドが4年ぶりの水準に拡大しています。このLIBOR・OISスプレッドは、銀行システムの健全性を見極める重要な指標で、3カ月物ポンドLIBORとOISのスプレッドは33ベーシスポイント(bp)に拡大していますが、国民投票実施直前は約17bpで、過去4年もおおむね10━15bpのレンジ内に収まっていました。また、ポンド急落でフランスが英国抜きGDP世界第5位に浮上しています。
 この様に引き続き欧州の混乱は続いていますが、量的金融緩和期待で株価の方は堅調です。

 ダメなのは日本だけです。ずっと日本市場の主役だった外国人投資家が戻って来ていないからです。世界から見て「衰退する日本」と見られているからです。ではなぜ円高なのでしょうか?どう考えてもこれはどちらかが間違っています。ところが、マーケット解説では現実に円高なので、円高になるメカニズムの解説しかありません。筆者の株価についての強気の根拠は、「エンドレスにならざるを得ない異次元緩和」ですので、日本経済に対して強気ではありません。アベノミクスで300兆円もの通貨が供給されました。これは年80兆円増え続けます。GDPが500兆円ですよ。とんでもない比率です。ほっといてもデフレは脱却できます。この件についての筆者の考え方はいずれ述べます。
 とにかく、目の前の株価を解説しなくてはなりません。市場の認識は2月、6月の安値の経験から、ドル円100円は、日経平均1万4750円です。どちらに引き付けられるかです。今晩の雇用統計がカギを握ります。筆者は6対4で米株高を予想しますが、日曜の参院選の結果もありますので、ここは動かない方が良いと思います。頭としっぽはくれてやる余裕が相場を勝つコツです。

本日の日経平均予想レンジ 15200円―15300円。
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