2016.07.10 おカネと株。
おはようございます。
 筆者が基本的に強気なのは、株価はお金の量と株の量で決まると、考えているからです。これは物の値段も一緒で、経済の基本です。
 異次元緩和によって、マネタリーベース(日銀の通貨供給量)が増えています。日経平均8000円の時100兆円だったマネタリーベースは400兆円になっていますので、本来なら日経平均は3万2000円になっているはずです。事実途中まで(マネタリーベースが昨年280兆円前後まで増える過程では)日経平均はその比率で上がり続けました。ところが現在はそうなっていません。
その理由は、
① 2013年に現物・先物で16兆円も先取りで買い越した外国人投資家が、15年16年と10兆円の利益確定売りに出ている。
② ①に含まれますが、原油安で日本株のお客さんだったオイルマネーの縮小。
③ ヨーロッパ中央銀行も同じような量的緩和策を取って、日本の政策が相殺されてしまった事。今回の英国のEU離脱で引き
   締める予定だったイングランド銀行が逆に量的緩和に転じた事。QE3が終了して徐々に通貨供給量を低下させていくはずだ
   った米国もQE4の話が出る位の情勢変化。
④ ③により、ユーロ、ポンド、ドル共に弱含みで、相対的に円高になって日本の企業業績を不安にさせている事。
⑤ その結果、国内で増えるマネタリーベースが投資に回らず銀行や日銀の当座預金に滞留している事。

 簡単に言えばこのようになりますが、これを打開するためには、各国を上回る量的緩和策を出す事か、国内のおカネを動かす妙案を出す事です。ただ、400兆円を超えた我が国のマネタリーベースは、今後も年80兆円のペースで増え続けます。来年度にはGDPを超えます。ほっておいてもデフレは脱却出来ます。逆に円の価値下落でインフレが怖いくらいです(筆者が唱える異次元バブル)。本当は、日本の投資家は、この緩和政策を信じて冷静に見守って行くの良いのですが、とにかく経済学者や市場の分析家は、不安をあおる事ばかり言っています。ここはつらいところですが、じっと我慢をするところだと思います。朝の来ない夜はありません。