おはようございます。
 アベノミクス成功のためには、
① 日銀が、マネタリーベースを今の400兆円台から更に供給しつづけると、銀行はどこかで、通貨のレートダウン(インフレ)がくると考えるようになり、貸し出しや運用を活発化させます。
② 銀行が起こした経済の活性化や株高を見て、一般投資家も滞留していた資金を、動かし始めます。
③ 投資家に運用益が入り、企業の収益が改善しはじめ、国民の景況感が良くなります。
④ 収益が改善した企業は、設備投資を増やします。これは、取引先企業や下請け企業を潤し、景況感がさらに改善します。
⑤ 業績の回復した企業は従業員のボーナスを増額し、基本給をアップします。企業活動が活発になる過程で、新卒採用数も増え、雇用環境が良くなります。
⑥ 給料が増え、雇用情勢も良くなれば、多くの人が消費活動を活発化させます。この過程で、予測インフレ率が上昇し、実際のインフレ率もさらに上昇して、日本はデフレから脱却します。
⑦ デフレから脱却し、本格的な景気回復に入れば、更に銀行はリスクをとって、企業への貸出を拡大させます。好循環の始まりです。

 という事ですが、現在はまず①でつまずいています。中々銀行の貸出が増えません。(前年比2%は増えていますが)量的緩和と銀行の投資意欲が整合していないことが原因です。このままマネタリーベースが増え続けると、将来の通貨のレートダウンが来ると考えていないのでしょうか。日銀は当然考えていますから、出口を早く見つけたいと思っています。②に進めるかどうかのチキンレースですね。

 ところが、昭和恐慌の例を見ると。昭和恐慌も現在の日本の不況と同じく、物価の下落と成長率の低迷が同時に生じるデフレ型不況でした。1931年12月、政府・日銀は、大規模な量的緩和策を発動しました。その結果、株価の反発と円安が起こり、輸出企業の生産活動が活発化しました。当然、銀行貸出も増加しましたが、それは株価上昇から3年後の事でした。
つまり、アベノミクス成功のスタートは①では無く、③から始まると言う事も言えます。
官制相場と言われようとも、まず株価を上げる事がすべてのスタートだと、安倍さん!自覚して下さい。(十分そう思っているでしょうが)
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