2016.08.27 来週の相場。
おはようございます。
 週末26日のNY株。
 ダウは53.01ドル安の1万8395.40ドル、ナスダックは6.72ポイント高の5218.92。NYSE出来高は8億2191万株。
 注目されていたジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演内容は、予想通りで、フィッシャーFRB副議長やアトランタ連銀のロックハート総裁のタカ派発言よりは穏やかなものでしたが、追加利上げの条件が高まっていることを指摘し、年内利上げの可能性が更に高まりました。9月利上げ説も浮上してダウはマイナスになりました。
 この9月利上げの鍵を握るのが、来週末9月2日の雇用統計です。現在のところ、短期金利先物から計算される利上げ確率は、9月が36%、年内62.9%となっています。
 なぜこの2回目の利上げがこれほど注目されるかと言うと、この利上げで、リーマンショック以降8年間続いたアメリカ株の上昇相場がようやく終焉を迎えると言う相場観があるからです。景気サイクルから言ってもこの連続上昇はイレギュラーで有ると言う説です。
 過去のNYダウの上昇期間を見て見ると、1942年6月のミッドウェー海戦勝利から国際連合、IMF発足と言う、国際秩序再構築相場でも5年、その後朝鮮戦争で始まりスエズ動乱(1956年10月)で終わる相場も上昇は7年でした。黄金の60年代と称される1958年―1965年の相場も8年上昇ですが、間のキューバ危機の短期下げで分断されています。
 しかし、1987年10月のブラックマンデーの底値を出発点とする相場は、ベルリンの壁崩壊で一人勝ちになったアメリカの力で、日本のバブル崩壊後も上昇を続け、ユーロ導入までの12年の上昇相場でした。現在のアメリカは、当時の「一人勝ちのアメリカ」ほどの優位性はありませんが、世界が景気減速の混乱の中に居るのに、いち早く抜け出して正常化の道を歩もうとしています。
 今回の2回目の利上げを、8年相場の終焉と決めつけるのはどうでしょうか。株式相場循環論から言うと、世界は異次元緩和に支えられた金融相場ですが、アメリカは業績(景気回復)相場に入るところです。景気回復相場では利上げが2回、3回、4回と続きますが、並行して株価も上昇します。その意味ではこれから来る2回目の利上げは、景気回復相場の始まりとも言えます。
相場の終焉か、新しい相場の始まりか。この180度違う議論はこれから佳境に入ります。

 日本株。
 方向感のない閑散相場が続いています。昨日は日銀ETF買いが入ったにもかかわらず200円近い下げは少しショックだったのではないでしょうか。昨日の前引けは0.65%のマイナスで、有る無しクイズは当然有りですので、後場寄りから高いと思っていたら逆でしたから。やはりイエレン議長の講演が最も重要と考えたのでしょうか。
 そのイエレン議長の講演内容は上述の通りですが、前週の高官タカ派発言にもかかわらず100円台を抜け出せなかったドル円が何と101円80銭です。来週は買い先行で始まるでしょう。週末の雇用統計を材料に、神経質な流れは簡単には変わらないと思いますが。
 来週の日経平均予想レンジ 16300円―17300円。
 
スポンサーサイト