おはようございます。
 21日のNY株。
 ダウは163.74ドル高の1万8293.70ドル、ナスダックは53.83ポイント高の5295.18ポイント続伸。ナスダックは9月7日の史上最高値5283.93ポイントを更新して引けました。NYSE出来高は8億9835万株。
 日銀の金融政策に対する反応で、アジアや欧州の株価堅調を受けて買い先行で始まりました。その後FOMCで予想通り利上げ見送りとなって、買い安心感が継続しました。イエレン議長の会見で年内利上げの可能性が高まりましたが、来年以降の利上げ回数の見通しが引き下げられたことが好感されました。原油先物が大幅上昇したことも支援材料でした。

 日本株。
 「量から金利へ」と言うのが今回の日銀金融政策決定会合の結果に対するマスコミの見出しです。金融機関の収益を安定させる為のイールドカーブのスティープ化を狙い、短期のマイナス金利を維持し、長期金利を上げる(マイナスからゼロへ)からそのような見出しになると思います。しかし、そのままの意味でしたらこれは引き締めです。同時に国債買い入れ対象の残存期間(7-12年)を撤廃しました。どんな国債でも買えると言うことです。「量から金利へ」は、批判の矛先を交わすまやかしのように思えます。
 更にマネタリーベース(資金供給量)を消費者物価が安定的に2%を超えるまで継続すると明言し、今まであいまいだった政策の持続性と出口を鮮明にしました。筆者は過剰流動性が株高を引き起こすと見ていますが、正直なところ、日銀がアメリカを越えた400兆円のマネタリーベースやM3の1260兆円という数字にビビッて量的緩和のペースを落とすのではないかと心配していました。はっきりとした持続性を言明した今回の日銀新政策は「量から金利へ」では無く「量から更なる量へ」と筆者には感じられます。
 さて、日本の方はイベント後の展開としては期待したはじけ状態ですが、残念ながらFOMCも予想通りの利上げ無しでドル安円高が進み、為替は100円に迫っています。日経平均も結局面白くない行って来い状態になるのか。金曜日にそれが試されます。