2016.10.30 地場もん。
おはようございます。
 先週末の日経平均17,446.41円を同じく週末のドル円104.73円で計算すると、日経平均ドル換算は166.58ドルで、今年の高値圏にいます。これを持って外国人投資家は今年の利益確定売りに出るだろうと思う方もいらっしゃると思います。確かに日経平均が今年の高値圏の19000円になったら相当のやれやれ売りが出ると思いまが、外国人投資家はその都度為替ヘッジをしていますから、相場の感覚は国内投資家とまったく一緒です。17000円の揉み合いゾーン越えで(売り屋ヘッジファンド以外の)外国人投資家も喜んでいます。

 さて日曜日ですので少し株価と離れた話をして見ます。
 筆者の立花証券入社は、小説家清水一行氏の紹介によります。大学1年の時、清水先生の処女作「小説・兜町(しま)」を読んで感激し、自宅まで訪ねて行った時から50年近い付き合いとなりました。色々な事を教わりました。その後の何作目かに「地場もん」があります。茅場町や兜町でたむろする人たちを描いた作品ですが、「小説・兜町(しま)」の次に好きな作品です。
 地場の意味を検索すると、① その地域や地方。そのことに直接関係する一定の区域。地元。「―産品」② 証券取引所(金融商品取引所)の所在地。③ 証券取引所(金融商品取引所)の所在地の周辺で営業している小規模の証券会社。また、それらの店に出入りする玄人客のことなどが出て来ます。
 昔は、朝6時ころから茅場町や兜町の喫茶店に、外務員さんや玄人投資家がたむろしていましたが、取引所の前の大和証券が花王に、隣の日興証券がセブンイレブンに変わって、取引所近辺に地場の匂いは無くなりました。ネット投資家にしてみれば関係のない事かも知れませんが、「投資家の故郷」があっても良いのではないかと思います、今、三菱地所、平和不動産が兜町再開発をしていますが、更に「投資家の故郷」の色が薄くなって欲しくないと思います。
 「貯蓄から資産形成へ」の流れはETFや投信の商品が益々中心になります。しかし、ETFや投信は個別株で成り立っていると言うことを忘れてしまうと、未来の投資はAIがやって、投資家と言う人間がいなくなってしまいます。そのような本末転倒だけは防ぎたいと、心から思っています。

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