おはようございます。
 週末4日のNY株。
 ダウは42.39ドル安の1万7888.28ドル、ナスダックは12.04ポイント安の5046.37ポイントと続落。ダウは3か月ぶりの7連続安となりました。NYSE出来高は9億1728万株。
 最大の注目点だった10月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比16万1000人増と市場予想(17万5000人)を下回りましたが、8月、9月分がそれぞれ4万5000人も上方修正され、失業率も4.9%に低下し、労働市場の回復が確認されました。これを受けて、買戻し的な動きもありましたが、大統領選への不透明感の方が勝る形でNY株はマイナスに沈みました。

 日本株。
 日銀は4日連続のETF買いを執行しましたが、昨日の日経平均は一時300円を超す下げとなりました。大統領選を前に外国人投資家のポジション調整が大きく勝ったようです。
 トランプリスクが高まっています。今まで支持率のポイント差はそれほどない中で、市場関係者は圧倒的にクリントン有利で投資姿勢を継続してきました。筆者も、「接戦」はマスコミの売らんかな演出で、クリントン陣営も圧勝予想で緩む内部の引き締めの為に利用している位に思っていました。勿論英国ブレグジットの例もありますから「何が起きるか分からない」警戒感はありましたが、大統領自らのFBI批判等、ここへ来てのクリントン陣営の慌てぶりを見ると「接戦」どころかトランプ有利が現実のものになってきた感じです。そうなると、機関投資家は「クリントン圧勝」のポジションを調整しなければなりません。このヘッジ売りは機械的に出ますので、短期波乱は否めません。
 しかし、世界を不安に陥れたブレグジット問題も、議会承認が必要などとして、無期延期の様相です。波乱も大統領選前までだと思っています。どちらに決まっても、新大統領には膨大なスタッフ資源がついています。世界の大国アメリカが非常識な事をやるとは思われません。
 日経平均は2日で537円安となって、9/30の16449円から10/31の17425円までの月足上げ幅976円の55%を削いでしまいました。もともと、10月は波乱だけれど11月は戻ると言うのが大半の予想でした。外国人買いだけで上げて来た相場ですので、売って来たら日銀買いだけでは防ぎきれないと割り切るべきです。
 但し、あくまでもポジション調整で、世界の株式市場が反転したとは思えません。特にNY株が、新大統領の下で、比較すると世界で一番強い景気指標を持つ中で、下げ続けるとは思えません。

 来週の日経平均予想レンジ 16500円―17400円。