おはようございます。
 日経新聞「私の履歴書」今月は高田賢三さんですが、今日の分で知っている人の名前が突然出てきて昔を思い出してしまいました。賢三さんが不思議な魅力にひきこまれたと書いている中原淳一さんです。淳一さんは今の少女漫画の原点である瞳の大きい絵を描いた人で、「淳一絵」として有名な人です。後年ファッションデザイナーとして美智子皇后のドレスも作っています。その中原淳一さんが、筆者が所属していた千葉県立安房高校文芸部の部誌「シジフォス」と、文芸部出身者中心の同人誌「黒豹」の表紙を毎回書いてくれていたのです。衝撃のデビューをしていた丸山明宏(今の美輪明宏)をイメージさせるような中性的な若者を毎回黒一色で描き出し、賢三さんも感じるような不思議な魅力のある絵でした。なぜ、地方の高校の同人誌風情に、有名な画家が無料で表紙を書いてくれていたかと言うと、社会科の教諭で文芸部の顧問をしていたイサガワ正臣先生(元千葉県詩人協会会長)の関係です。先生は婦人雑誌「それいゆ」で淳一さんの挿絵で詩を書いていたのです。実は筆者は高校時代作詞家になりたくて、先生の家に泊まり込みで教えを受けた事があります。株の魅力に負けてそちらの方向には進みませんでしたが、もしかしたら星野哲郎の様な演歌作詞家になっていたかもしれません(笑)

 さて、脱線してしまいましたが、今日の本線は先週金曜日の引け後開かれた、7771日本精密の決算説明会の報告です。説明は例によって、ベトナムで物つくりの陣頭指揮を執る岡林社長では無く、日本で営業戦略の責任を負う井藤常務によって行われました。既に織り込みましたがちょうど1か月前の11月2日に発表された2017年3月期上期の数字は、急激な円高と高級時計の在庫調整で予想外に悪い決算でした。
 下期以降の趨勢ですが、為替のV字回復で、上期の差損は差益に変わります。高級時計の人気はインバウンド爆買い終了と共に一時低迷しましたが、最近は根強い人気で復活して来ています。カシオ「オシアナス」の広告攻勢でも分かります。一言で言うと上期の不振を下期で挽回中と言うことで、通期予想も変えないで頑張っていると言うことです。問題は来期以降どうなるかですが、こちらも一言で言うと、先行投資の負担がかかった今期と違い、来期以降はかなり期待が出来ると言うことです。
 理由を挙げると①今期から売り上げが立ち始めましたウェアラブル端末への展開が期待出来ます。②今年8月から稼働開始したベトナム第4工場がフル回転してきます。顧客からの大量受注に応える為の大幅な能力増強が進んでいます。③国内時計メーカーとの長期安定供給契約が締結され、それに備えるカンボジア工場への生産移管が急ピッチで進んでいます。④まだ未公開ですが、欧州有名ブランド(ラドーは既に顧客。それ以外)から引き合いが来ています。⑤医療機器メーカー株式会社コラントッテと提携して「コラントッテセーフティーシステム」(年明けからCM攻勢)に参加、既にメタル部品大量受注。⑥赤字となっているメガネフレーム部門は設備等経営資源の調整で収支トントンへ。
 ひとまず来期連結目標は売上高111億円(今期見込みに対して11.7%増)、営業利益4億7100万円(同53.9%増)プラスα、経常利益3億3500万円(同45%増)プラスα、純利益2億2000万円(同37.3%減)プラスαとなっています。その他来期以降大きく伸びる要素がたくさんありますので、ゆっくり温かい目で見て頂きたいと思います。
 
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