おはようございます。
 今週の予定表を見ると、定例の景気指標以外で大きなイベントはありません。
訂正を一つ。21日(水)にECB定例理事会となっていますが、金融カレンダーを見るとこの日は理事会は無いようです。お詫びして訂正致します。
 この日は、 5月28日の本欄で指摘しましたが、MSCIが中国本土株(A株)の指数採用の是非について発表をします。MSCI指数をベンチマークとするグローバルな運用資金は1000兆円を超えていると言われます。世界の時価総額も3000兆円を超えていますが時価総額すべてがグローバルな運用資金では無いので、MSCI影響度の実感は80%にも及ぶとも言われます。日本の時価総額の世界に占める割合は8%ですので、推定80兆円が日本株で運用されている事になりますが、世界の株価が上がると日本の組み入れ比率が下がり、自動的に日本株を買って調整する事になります。昨今の外国人買いには、この自動的な買いがかなり入っていると推測されます。
 中国は市場効率がMSCIの基準を満たしていないので採用されていませんでしたが、中国の規制緩和やMSCI側の基準緩和でバーがかなり下がりました。採用決定となれば、新規採用で増えた分既存分を減らさなくてはなりません。採用決定となれば当然日本株に数千億円規模のマイナス材料となります。但し、売り仕掛けの材料になり易いですが、数千億円と言ってもそれがすぐに実施されるわけでもないし、日銀ETF買い740億円の数回分に過ぎません。中国本土株が世界標準に入ると言う今まで無かった不気味さで、日本株が大きく変動するがごとき意見も出ると思いますが、短期筋以外は、冷静に対応して良いと思っています。
 週後半の予定
【22日(木)】
週間対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
20日現在の日銀営業毎旬報告(午前10時)
岩田日銀副総裁会見(午後2時半、ホテル青森)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半、労働省)
5月の米景気先行指数(午後11時、コンファレンス・ボード)
ECB拡大理事会
EU首脳会議(23日まで、ブリュッセル)
【23日(金)】
株主総会=みずほFG<8411>、ヤマトHD<9064>、SUBARU<7270>、三菱自<7211>、JR東日本<9020>
6月のユーロ圏PMI(午後5時、英マークイット)
5月の米新築住宅販売(午後11時、商務省)
EU首脳会議最終日(ブリュッセル)
おはようございます。
 週末16日のNY株。
 ダウは24.52ドル高の2万1384.42ドル、ナスダックは13.74ポイント安の6151.76ポイントとマチマチの結果でしたが、ダウは2日ぶりに史上最高値を更新しました。このところ利益確定売りに押されているナスダックも、史上最高値から2.69%の調整に過ぎず、折り返した(高値を付けた)と言う観測はまだありません。しかし、対話しながらとは言え利上げと量的引き締めを同時に進めるFRBに対して、市場はどのような答えを出すのでしょうか。筆者の予想は「天井圏・成熟圏の動きが続く」です。
 日本株。
 日銀金融政策決定会合は、政策も黒田会見も予想通りの結果になりました。選択の余地のあるFRBや、そろそろ余地が出て来たECBに対して、デフレ脱却の1本道しかない日銀(黒田総裁)としては当然の事です。勿論、出口論など時期尚早。
 さて日経平均は週末反発しましたが、月曜日からの4連続安で、結局今週は先週、先々週末と維持した2万円を下回る事になりました。しかし、下回ったと言っても僅か57円、2週続けての大イベントが終わりましたが、結局はっきりした方向感の出ないない1週間でした。来週も大きなイベント無く、レンジ内の動きになりそうです。
 それにしても今期の好調企業が目立つ中で、日経平均予想PERは5月16日の14.3倍から昨日の14.22倍まで1か月に渡る横這いを続けています。いつになったら2万2000円以上の16倍が出現するのか。ここはしっかり踏ん張るところです。ともかくそれまで個別株の逆張りで過ごしましょう。
 来週の日経平均予想レンジ 1万9500円―2万200円。
 週前半の予定
【19日(月)】
5月の貿易統計(午前8時50分、財務省)
5月の半導体製造装置販売高(午後4時、SEAJ)
【20日(火)】
5月の粗鋼生産(午後2時、鉄連)
5月の主要コンビニ売上高(午後4時、フランチャイズチェーン協)
株主総会=シャープ<6753>
上場=ディーエムソリューションズ<6549>がジャスダック
米レッドブック週間小売売上高(午後9時55分)
API米週間原油在庫(21日午前5時半)
米下院補選決選投票
【21日(水)】
4月26・27日の金融政策決定会合議事要旨(午前8時50分、日銀)
4月の全産業活動指数(午後1時半、経産省)
黒田日銀総裁が全国信用金庫大会であいさつ(午後3時36分、経団連会館)
5月の工作機械受注確報値(午後3時、日工会)
5月の訪日外国人数(午後4時、政府観光局)
上場=エコモット<3987>が札証アンビシャス
ECB定例理事会(金融政策発表・記者会見なし)
5月の米中古住宅販売(午後11時、NAR)
EIA週間原油在庫(午後11時半)
おはようございます。
 15日のNY株。
 ダウは14.66ドル安の2万1359.90ドル、ナスダックは29.39ポイント安の6165.50ポイントと小反落。NYSE出来高は8億2880万株。
 史上最高値更新中のダウは、利益確定売りに押され終日マイナス圏の展開でしたが、引けにかけて下げ幅を縮小しました。引き続きハイテク株が売られ、金融株も弱い動きでした。
 日本株。
 FRBは今年2回目の利上げをしましたが、まだ年内1回、来年あと2-3回の利上げを示唆しました。にもかかわらず同時に資産縮小の具体案(国債・担保証券月100億ドル、1年後最大500億ドル)も提示しました。
 通常、正常な景気上昇への誘導は利上げを使い、過熱して押さえられなくなった時に「伝家の宝刀」、量的引き締めをします。まだ利上げ政策が前半の時に事実上の量的引き締めである資産縮小に踏み切る事は、極めて緩やかに(場合によっては横ばい)、リーマン以降8年に及ぶ「上昇するアメリカ経済」を維持しようと言う巧妙なFRBの意思であるかもしれません。
 これにより、筆者の信奉する相場循環図で言えば、アメリカは天井に到達しました。しかし、これだけ市場と対話(引き締め数字を事前に公表)しながら行う、慎重なFRBの政策で、なかなか天井から降りてこないかもしれません。はっきり「天井圏」とは申し上げたいと思いますが、しばらくは「成熟圏」になると思います。
 アメリカと違い、日本はまだデフレ脱却に邁進している時です。これからです。場合によっては世界の資金が、「成熟圏」で伸びしろの少なくなったアメリカから日本へ向かって来る事も考えられます。
 本日の日経平均予想レンジ 19800円―2万円。 
 今日も2万円をめぐる展開でしょう。2万円は高いのか安いのか。今日の黒田総裁が示してくれるような気がします。
 予定
日銀政策委・金融政策決定会合最終日
黒田日銀総裁会見(午後3時半)
5月の米住宅着工(午後9時半、商務省)
6月の米ミシガン大消費者景況感指数(午後11時)
EU財務相理事会(ルクセンブルク)
AIIB年次総会(18日まで、韓国・済州島)
おはようございます。
 14日のNY株。
 ダウは46.09ドル高の2万1374.56ドル、ナスダックは25.48ポイント安の6194.89ポイントとマチマチな動きでした。ダウは2日連続で史上最高値を更新しましたが、アップル1.0%安、マイクロソフト0.5%安、フェイスブック0.3%安等ハイテク系が引き続き弱く、ナスダックはマイナスとなっています。NYSE出来高は8億8174万株。
  注目の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は、予想通り政策金利を1.00~1.25%にする利上げでした。FOMC参加者による金利見通しも、ほぼ従来通りで、年内後1回の利上げを示唆するものでした。ダウはマイナスになる場面もありましたが、経済指標はそれほど強くなく、必ずしも年内3回目の利上げができる環境では無いと言う見方もあり、引けにかけてプラスに戻しました。
 もう一つ注目の、ある意味最も注目していた「バランスシートの縮小」も従来通り年内開始の方針を示しましたが、こちらも実行には懐疑的で、限定的な市場の反応でした。
 日本株。
 FOMCの結果とマーケットの反応は、日本株を大きく動かすものではありませんでした。後は国内イベント日銀金融政策決定会合で、出口論が出るかどうかです。昨日まで書いたように出口を論ずる環境では無いと思いますので、明日の黒田総裁の口から出る事は無いと確信します。政策には入り口と出口が必ずありますので、話題として言葉の端に出ても材料になる事は無いと思っています。
 2万円にタッチしても安定的に2万円以上が維持できない今の日本株ですが、2万円が高いのでしょうか。2万円が高いのか安いのか意見は分かれますが、日経平均EPS1400円のPER14倍と16倍のゾーンのグラフ(ニッセイ基礎研究所の井出真吾さんが日経CNBCの番組でよく使うグラフ)を見ると、明らかにゾーンの下で、上限の16倍は2万2400円となるのですが。しかも第1四半期が終わる7月以降、中間決算発表時の上方修正銘柄が話題になるはずです。今期保守的な見通しを立てていた建設株(1801、1802、1803、1812鹿島)の株価の強さが先取りしています。日経EPS自体が上昇すると思われますので、筆者には何とも割安な2万円に見えるのですが。ま、それとは別にマザーズ指数が1年ぶりの高値を付けている様に、中小型株、新興市場株の流れは変わりません。
 本日の日経平均予想レンジ 19800円―19950円。
 予定は
日銀政策委・金融政策決定会合(16日まで)
週間対外対内証券売買契約(午前8時50分、財務省)
5月の首都圏マンション販売(午後3時、不動産経済研)
株主総会=ホンダ<7267>、ソニー<6758>
上場=ビーブレイクシステムズ<3986>がマザーズ
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半、労働省)
6月のNY州製造業景況指数(午後9時半、NY連銀)
6月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数(午後9時半)
5月の米鉱工業生産・設備稼働率(午後10時15分、FRB)
4月の対米証券投資・国際資本統計(16日午前5時、財務省)
ユーロ圏財務相会合(ルクセンブルク)
おはようございます。
 13日のNY株。
 ダウは92.80ドル高の2万1328.47ドル、ナスダックは44.90ポイント高の6220.37ポイントと反発。ダウは史上最高値を更新しました。NYSE出来高は8億2573万株。
 このところ売られていたハイテク株が、この日は値頃感から買い戻しが入りました。FOMC利上げ決定前に金融株も買われています。市場は確定的な利上げよりも、FRBのバランスシート縮小に関するイエレン議長の発言に注目しているようです。前日の予定表にあった5月卸売物価指数(前月比)は0.0%と発表され予想と一致、前回の+0.5%より低下していました。
 日本株。
 昨日の日経平均は前日引け値を挟んでの揉み合いで、個別株中心の動きは予想通り。日銀のETF買いが入らない中ではしっかりした動きだったと思います。ただ、NYのハイテク株が戻していると言っても、アップルで言えば前日だけで2.38%下げていたものがこの日0.8%高に過ぎません。まだ全体観では強気意見が多いというわけではありません。なのにダウは史上最高値を更新。不安の中でじりじり上がる展開が続くと思います。でもこの格言は是非頭の中に入れておいてください。「じりじり上がりは大上がり」。
 2万円が定着できない今が買い場と思います。筆者は中小型新興株を一貫して推奨してきましたが、規模やセクターにこだわらず、内容の良いものを普通に選んでも良いと思います。
 本日の日経平均予想レンジ 19900円―2万円。
 今日の予定
4月の鉱工業生産・出荷・在庫確報(午後1時半、経産省)
コンスタンシオECB副総裁講演(午後4時15分、ローマ)
FOMC最終日(声明発表は15日午前3時)イエレンFRB議長会見(15日午前3時半)
5月の中国鉱工業生産▽小売売上高▽1~5月の都市部固定資産投資(午前11時、国家統計局)
ワイトマン独連銀総裁講演(午後5時、フランクフルト)
4月のユーロ圏鉱工業生産(午後6時、EU統計局)
5月の米小売売上高(午後9時半、商務省)
5月の米消費者物価(午後9時半、労働省)
4月の米企業在庫(午後11時、商務省)
EIA週間原油在庫(午後11時半)
独10年債追加発行入札(連銀)
トランプ米大統領の71歳の誕生日(筆者より1つ年上、元気さは素直に尊敬します)